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ロシアの国家主義者ジリノフスキー氏が死去 ウクライナ侵攻開始日をほぼ予測
ロシアで極端に国家主義的な政治指導者として知られた、ウラジーミル・ジリノフスキー氏が75歳で死去した。下院議長が6日、明らかにした。過激な発言と常識外れの行動で有名だった。
ジリノフスキー氏は、ロシア大統領選に6度立候補した。ウラジーミル・プーチン大統領が容認している正式な野党の一員だった。
昨年12月の時点で、ロシアによるウクライナ侵攻を予測していたようだった。
新型コロナウイルスのワクチンを8回接種したと主張していた。しかし、新型ウイルスに感染し、肺炎で入院した数週間後に亡くなった。
今年これまでに2度、死亡説が流れたが、ともに否定されていた。
バチェスラフ・ボロディン下院議長はジリノフスキー氏について、常に活動的だったとし、「世の中の仕組みを深く理解し、多くのことを見通していた人物だった」と述べた。
ウクライナ侵攻の日を予測
ジリノフスキー氏は、30年以上にわたった政治家人生で、過激で突拍子もない国家主義的な言動を重ね、ロシア国民を驚かせるとともに楽しませてきた。
1990年代前半には、「ロシア兵がインド洋の温かい海水でブーツを洗えるようになる」日を夢見ていると述べた。
国会に最後に姿を見せた昨年末には、ロシアがウクライナを侵攻するだろうとし、実際の侵攻日をほぼ正確に予測。「2月22日午前4時に(私たちの新たな政策を)実感することになる。2022年が平和な年になってほしい。しかし私は真実を愛しており、70年間、真実を述べてきた。2022年は平和な年にはならない。ロシアが再び偉大になる年となる」と述べた。
ジリノフスキー氏は、外国にも同様に脅威を与えてきた。バルト諸国、ドイツ、日本、中東諸国などがその対象となった。テレビ討論で政敵ボリス・ネムツォフ氏の顔にジュースを投げかけ、国際的に悪名を響かせたこともあった。
ウクライナはロシアの一部と主張
政界入りする前は、ソヴィエト連邦が公認していたユダヤ文化団体を運営していた。所属していたロシア自由民主党は、共産主義体制崩壊後の初の公式政党だったが、当初はソ連を引きずった存在と広くみなされていた。1993年のロシア初の民主的な選挙で同党が勝利すると、ロシア国民と西側諸国は衝撃を受けた。
2018年にはBBCのインタビューで、ウクライナはロシアの領土だと主張。「私たちの領土であり、私たちの国民だ。私たちの国の一部だ」と述べていた。
近年は活動が目立たなくなっていた。2018年の大統領選では5.6%しか得票できなかった。
2018年には、国内で尊敬されるロシア人ジャーナリストがジリノフスキー氏に12年前に体をまさぐられたと訴え出た。同氏の息子は中傷だとして、ジャーナリストを非難した。