リベンジポルノで1700億円の賠償命令、写真掲載した男性に 米テキサス州の陪審

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テキサス州ハリス郡の地方裁判所の陪審は15日、元交際相手の男性に親密な写真をオンライン上に掲載された女性を「リベンジポルノ」の被害者として認め、男性に対し、12億ドル(約1700億円)の損害賠償を女性に支払うよう命じる評決を出した。
裁判資料の中で「DL」のイニシャルで呼ばれるこの女性は、元交際相手からの嫌がらせ被害に関する訴訟を2022年に起こした。
女性は元交際相手の男性について、破局後に女性を「公に辱める」ために、女性の親密な写真をオンラインに掲載したと主張した。
男性は過去と将来の精神的苦痛に対して2億ドル、懲罰的損害賠償として10億ドル、計12億ドルの損害賠償の支払いを命じられた。
米メディアによると、男性は出廷せず、弁護士を代理人として立てていた。
女性の弁護団は評決について、「画像による性的虐待」の被害者の勝利だとした。賠償評決によって「女性の名誉を取り戻すことができる」と、ブラドフォード・ギルド弁護士は声明で述べた。
弁護団は当初、1億ドルの損害賠償を求めていた。
「この驚異的な金額が抑止力のメッセージとなり、ほかの人々がこのような卑劣な行為に手を染めるのを防ぐことを願っている」と、同弁護士は付け加えた。
何があったのか
裁判資料によると、被害を訴えた女性と被告男性は2016年に交際を始めた。
2021年の破局後、交際中に共有していた親密な写真を、男性が女性の同意なしにソーシャルメディアやアダルトサイトに掲載したと、女性は訴えた。
男性は、公にアクセス可能なクラウドストレージ「Dropbox(ドロップボックス)」を通じて、女性の友人や家族に写真のリンクを送ったとされる。
また、女性の携帯電話やソーシャルメディア・アカウント、電子メール、さらには女性の母親の自宅のカメラ・システムにもアクセスし、女性を監視していたとされる。
男性はある時期に、「きみは残りの人生を、インターネットから自分を消そうとし、それに失敗しながら過ごすことになるだろう。きみが出会う人は皆、その話を耳にして探しに行くだろう。ハッピー・ハンティング」というメッセージを、女性に送ったとされる。
女性の弁護団は、男性が「心理的虐待、家庭内暴力(DV)、性的虐待を加えるために」写真を投稿したと主張している。
リベンジポルノめぐる高額な和解
アメリカでは過去にもいくつかのリベンジポルノ被害をめぐり、高額な和解が成立している。2018年にはカリフォルニア州の女性が、自身の性的に露骨な写真を元パートナーがポルノサイトで共有したと訴え、680万ドルの損害賠償が認められた。
この女性は、地元警察からほとんど援助を得られず、民事弁護士を頼ったと、テキサス州の放送局に語った。
アメリカのデータ・社会調査研究所の調査によると、同国では2016年、約1000万人が非同意ポルノあるいはリベンジポルノの被害に遭ったと届け出た。その多くは18~29歳の女性だった。
反リベンジポルノの州法は、マサチューセッツとサウスカロライナを除くすべての州で施行されている。









