【2026年サッカー男子W杯】 日本、チュニジアを4-0で下す 最も一方的な試合で初勝利

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サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会は20日夜(日本時間21日午後)、グループステージ(1次リーグ)の試合があり、メキシコのエスタディオ・モンテレイで第2戦に臨んだ日本は4-0でチュニジアを下し、今大会初勝利を収めた。これでノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出に近づいた。
日本は開始早々から攻めのリズムをつくり、着実に得点を重ねた。守備も堅く、チュニジアに得点チャンスをほとんど与えず、許したシュートは2本、うちゴール枠内に飛んだのはゼロだった。
試合を通してのボール支配率は、日本62.1%、チュニジア37.9%で、今大会これまでで最も一方的な試合の一つとなった。
この勝利で日本は1次リーグ1勝1分けとなり、勝ち点を4に伸ばしてグループFの2位につけた。決勝トーナメントには、各グループの上位2チームと、3位チームの中の上位8チームが進む。グループFの暫定1位は、日本が14日(日本時間15日)の初戦で引き分けたオランダ。
W杯8大会連続出場の日本は、初のベスト8以上の成績を収められるかが注目されている。前回2022年カタール大会と前々回2018年ロシア大会はともにベスト16で敗れた。
この日の試合は、日本が開始早々から攻めのリズムをつくった。
前半4分、右サイドからつながったボールをペナルティーエリアの左側で受けたMF中村敬斗が深く攻め上がる。相手DFを抜くようにしてゴール前にマイナスの低いパスを出すと、密集の中にいたMF鎌田大地がこのボールに左足かかとを当て、先制点を挙げた。鎌田はオランダ戦に続き今大会2ゴール目。
前半10分には、エースストライカーのFW上田綺世がW杯初ゴールかという場面を迎える。コーナーキックからの流れでボールを受けた上田が右足で低いシュートを放つと、相手選手に当たったボールはゴール右へと転がる。だが、ラインを越える寸前でGKアイメン・ダメンがかき出し、ノーゴールとなった。

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それでも上田は前半31分、ついに得点を挙げる。DF板倉滉の縦パスを受けると、ペナルティーエリアのライン付近で右足を鋭く振り抜いた。威力あるボールは相手DFの股下を抜け、ゴールに突き刺さった。
元スコットランド代表MFのチャーリー・アダムさんは、解説をつとめるBBC Oneでこのゴールを絶賛。「見事だった。チュニジアのDFは下がって食い止めたかったが、それを許さず、素晴らしいシュートだった。完璧な動きで、見ほれるようなシュートだ」と述べた。

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前半は日本の2-0で終了。ここまでのボール支配率は日本65.7%、チュニジア34.3%だった。
アダムさんはBBC Oneで、「試合の主導権、ボール支配率、そして攻撃の組み立てという点で、まさに一方的な試合となっている。日本のプレーは素晴らしい」と前半を評した。
後半も攻守とも緩めず
後半に入っても日本の優勢が続いた。ただ、追加点を狙って果敢にチュニジアのゴールへと攻め込むも、決定機をつくりきれない。
だが後半24分、そのじりじりした時間が途切れる。MF田中碧の縦パスを上田がワンタッチで浮かしたボールを前に送ると、それを受けたMF伊東純也がGKと1対1の形になり、冷静にゴールへと流し込んだ。

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さらに後半38分、MF佐野海舟が相手ボールを奪うと、伊東に預けて自らはペナルティーエリア右側に走り込み、伊東からのパスをワンタッチでゴール前に折り返す。それをゴール反対側にいた上田が頭で浮かしてシュート。ボールはGKらの頭上を越えてゴール対角に吸い込まれた。上田はこの試合2得点となった。
日本はその後も守備の緊張感を緩めることなく、4-0で試合終了。勝ち点3をつかんだ。
BBCスポーツのアダム・ミリントン記者は、日本は終始一段上のプレーを見せたと試合を総評。チュニジアは精彩を欠き、攻撃をすべて容易に封じ込められとして、日本がチュニジアに脅かされることは一度もなかったと伝えた。
森保一監督は試合後のインタビューで、「相手がどうしてくるかわからないところだったが、(選手たちは)相手にとらわれ過ぎず、自分たちがしっかりやることを準備してくれて、思い切ってパフォーマンスしてくれたのでよかった」と話した。
2回目のW杯出場で初得点と2点目を挙げた上田は、「ほっとしている。前回の大会で悔しい思いをした。ようやく晴らせた気がする」と話した。
これで日本は25日(日本時間26日)のスウェーデンとの試合で勝つか引き分ければ、2位以内が確定し決勝トーナメントに進出する。
一方、チュニジアはこの日の試合で2敗となり、1次リーグ敗退が決まった。
この試合を報じたBBCスポーツのライブサイトには、「W杯の日本優勝というオッズ66対1の賭けに、ふざけて10ポンド投じた。だが試合ごとに(賭けに勝つ)自信が増している」という投稿があった。

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アジアのチームとして1試合最多得点
この試合、さまざまな記録が生まれた。
日本の4得点は、W杯でアジアの国が記録した最多得点となった。
鎌田は、W杯で2試合連続ゴールを決めた2人目の日本人選手となった(1人目は2002年大会での稲本潤一さん)。
上田は今大会、2ゴール、1アシストを記録した2人目の選手となった。もう1人はオランダのFWコーディ・ガクポで、スウェーデン戦で記録した。
日本は前半、わずか1本のシュートしか許さなかった。これは日本がW杯で前半に許したシュート数の最少記録となった。これまでの記録は2本で、2002年大会の、やはりチュニジア戦だった。
チュニジアは、今大会の初戦でスウェーデンに1-5で敗れ、急きょ監督が交代した。W杯史上、期間中に監督が解任されたチームは5チームあるが、新監督の下で次の試合に勝利したチームは一つもない。この流れは、この日の試合でエルヴェ・ルナール監督率いるチュニジアによっても引き継がれた。











