タイ爆竹倉庫で爆発、多数死傷 溶接工事が原因か

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ジョナサン・ヘッドBBC東南アジア特派員、アダム・ダービン

マレーシア国境に近いタイ南部で29日午後、市場の爆竹倉庫で爆発があり、子供3人を含む少なくとも10人が死亡し、115人以上が負傷した。倉庫で行われていた溶接工事が原因とみられている。

ナラティワート県スンガイコロクの住民によると、午後3時ごろに巨大な爆発が起きた。爆発の勢いで建物が揺れ、窓ガラスが割れ、屋根が落下し、煙が立ち上ったという。

爆発でスガイコロクの町の大部分が破壊された。

サノン・ポンガクソルン知事によると、倉庫で行われていた溶接工事で「技術的なミス」があり、それが原因となった可能性があるという。市場内の火災はすでに鎮圧されている。

知事は30日の記者会見で、確認された死者数は10人だが、このほかに2人の遺体の一部が見つかっているものの身元が特定できないと話した。

市場から100メートルの場所に住む目撃者のセクアン・タエセンさんはAFPに対して、爆発時に自宅にいたものの「巨大な雷のような音がして、家全体が揺れた」と話した。

「見ると、自宅の屋根に大きな穴があいていた。外を見ると、家屋が崩れて、あちこちで人が地面に倒れていた。カオスだった」

東南アジアでは、大きなイベントに使われる爆竹や花火を原因とした事故は珍しくない。6年前にはインドネシアの爆竹工場で事故があり、49人が死亡。タイ北部では今月24日に花火工場で爆発事故があり、女性1人が死亡し10人が負傷している。

国民は安全対策強化を求めているが、タイでは依然として、道路や建設現場、仕事場での事故が多発している。

加えて、今回の現場となったスンガイコロクは、反政府武装勢力が活発に活動する地域にあり、無法状態に近いとされるだけに、安全対策の徹底などが難しい状況にある。