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セルビアで銃暴力反対の大規模デモ 2件の銃撃事件受け
セルビアで今月に入って銃撃事件が相次ぎ、多数の死傷が出た。これを受け、首都ベオグラードなどで8日、銃暴力に反対する大規模な抗議運動があり、数万人が集まった。
同国では3日と4日に2件の銃撃事件があり、小学生8人を含む計17人が死亡した。3日の事件は小学校で発生した。
この日の抗議運動の参加者らは、政府高官の辞任を要求。さらに、一部の新聞社やテレビ局は暴力を助長しているとして、それらの閉鎖を求めている。
これに対し、アレクサンダル・ヴチッチ大統領は、抗議を非難している。
ヴチッチ大統領は、野党勢力が国家規模の悲劇に付け込んで、自らの利益を求めていると批判。また、早期選挙で与党の支持を試す用意があると述べた。
大統領はテレビ演説で、「私は職務を続け、抗議や暴徒の前では決して引き下がらない。(中略)内閣改造になるのか選挙になるのか、見ていてほしい」と述べた。
セルビアの次の総選挙は2026年に予定されている。
8日に学校が再開されたのを受け、ベオグラードでは全ての学校のそばに警官が配備された。政府は学校の警備のため、警官を追加採用する方針だ。
抗議運動では、人々が「セルビアは暴力に反対する」と書かれた横断幕を持ち、市内を行進した。
行進に参加した教師のマリナ・ヴィドジェヴィッチさんはAFP通信の取材に対し、「これ以上待てないからここにいる。とても長い間待ったし、静かにしていた。長すぎるほど目を背けていた」と話した。
「全ての子供たちが安全な学校や通り、村、街を求めている」
北部ノーヴィサードでも数千人が抗議デモに参加し、ベオグラードへと流れるドナウ川に花を投げ込んだ。
参加者らは内相と、セルビア情報当局トップの辞任を求めている。
7日には、ブランコ・ルジッチ教育相が辞任している。
セルビアは欧州で最も銃所持率が高い。2018年の調査によると、100人当たり39丁の銃が存在し、その大部分は無許可だとされる。
ヴチッチ政権は、違法な武器を手放す1カ月の猶予期間を開始したばかり。この期間に警察に銃を手渡した人は、質問を受けないという。
セルビア警察によると、猶予期間の初日には約1500丁の銃が放棄された。