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イランで「数万人」に恩赦、反政府デモの参加者も対象に 革命記念日前夜
イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は5日、「数万人」の受刑者に恩赦を与えた。このところの反政府デモで収監された人々も含まれている。
恩赦は、1979年のイラン・イスラム革命の記念日前夜に行われた。国営メディアは、今回の恩赦には条件があったと報じている。
イランでは昨年9月に髪の毛を覆うよう女性に義務づけた法律に違反したとして、クルド系女性のマサ・アミニさん(22)が道徳警察に逮捕され、その後に死亡した。この事件をきっかけに、全国的な反政府デモが広がっている。
イラン当局は各地の抗議について、外国勢力の支援を受けた「暴動」だとして、殺傷力のある武器などで対応している。
人権擁護団体によると、これまでに子供70人を含む少なくとも500人以上のデモ参加者が死亡し、約2万人が逮捕されている。
抗議活動は、デモ参加者の死刑が執行されて以来、大きく減速した。
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国営メディアによると、司法長官がハメネイ師に、拘束された人々の多くは、外国の影響とプロパガンダによって道を踏み外した若者であると書簡で説明した。その後、恩赦が発表されたという。
この書簡では、多くのデモ参加者が後悔の念を示し、ゆるしを求めているとしている。
外国勢力のスパイや殺人、政府の建物の破壊といった重罪に問われている者は、恩赦の対象にはならないという。
また、イランとの二重国籍を持つ収監者も恩赦されない。
イラン憲法110条では、最高指導者は司法機関の提案を受け、恩赦を与えることができる。
サデク・ラヒミ司法次官は、恩赦を受ける資格のある受刑者は、自分のしたことを後悔していると文書で誓約しなければ解放されないと説明した。
イラン司法省系のメディア「ミザン」は、最終判決が下されていない被告人も「今回初めて」恩赦の対象になるとするラヒミ次官の話を報じている。
ノルウェーに本拠を置く非営利人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ」は、拘束されている約100人が死刑を言い渡されているとみている。また、この人々が「自分の弁護士と連絡を取ったり、適切な手続きや公正な裁判を受けたりする権利を奪われている」と指摘している。
一連の反政府デモに絡み、これまでに4人の死刑が執行された。1月に死刑となった2人は、抗議中にイランの治安部隊員を殺した罪に問われていた。
この2人は控訴中、拷問されてうその自白を強いられたと主張していた。