イラン、軍事施設へのドローン攻撃を「阻止」 建物が損傷も死傷者なしと

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イラン国防省は29日、中部イスファハンの軍事施設に対するドローン攻撃を「阻止」したと発表した。

同省はイラン国営メディアで出した声明の中で、29日午後11時30分ごろにドローン攻撃があったと説明した。

ドローン3機のうち1機は防空システムによって破壊され、2機は「防御トラップ」にかかった。建物が軽微な損傷を受けたが、死傷者はいなかったという。

地元当局は当該施設での活動についてコメントせず、「ワークショップ」があったとしている。国営通信IRNAは弾薬製造工場を狙ったものだと報じた。

被害の程度についてBBCは確認できていない。これまでのところ攻撃を実行したとする声明も出ていない。

イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相は、この「卑劣な」出来事は同国を不安定にしようとする試みだと述べた。

一方で、「核の平和的進展に関する(イランの)決意と意思」に影響を及ぼさないだろうと付け加えた。

アメリカは関与を否定

米国防総省のパトリック・ライダー報道官は今回の件への米軍の関与を否定しつつ、それ以上の推測は避けたと、ロイター通信は伝えた。

今回の攻撃は、イランの核開発計画や、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの武器供与をめぐる緊張が高まる中で起きた。

イスファハン州には大規模な空軍基地や、同国のウラン濃縮プログラムの中心となっているナタンズの原子力開発施設などの複数の核施設がある。

28日にはイラン北西部タブリーズ近くの石油施設で火災があったと、IRNAが報じた。原因について詳細は明らかにされていない。

同国では近年、軍事施設や核施設、工業施設に対する爆発、火災、サイバー攻撃が多発している。

2021年4月にイランの原子力当局が、ナタンズの原子力開発施設が「破壊工作」にあっていると発表すると、イスラエルの国防相は同地域におけるイランの活動は「敵の目から逃れられていない」と述べた。

2020年にイランで最も著名な核科学者モフセン・ファクリザデ氏が首都テヘラン近郊で暗殺された際には、イランはイスラエルが関与していると主張した。