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米ニューヨークでアパート火災、子ども8人含む17人死亡
米ニューヨーク・ブロンクス地区で9日11時ごろ、19階建てアパートで火事があり、少なくとも子ども8人を含む17人が死亡した。市当局は当初、子供9人を含む19人が死亡したと発表していたが、10日になって人数を修正した。
当局によると63人が負傷し、32人が病院に搬送された。そのうち数人は重体だという。
消防局のダニエル・ニグロ消防局長は、19階建てアパートの全ての階で犠牲者を発見したと説明。「かつてないほどの」煙が発生していたと述べた。
ニグロ消防局長は死者数について、ニューヨークでの火事としては過去30年間で最悪だと、米NBCニュースに語った。
アメリカでは前日8日にも、ペンシルヴェニア州フィラデルフィアのアパートで火事があり、子ども8人を含む12人が死亡している。
現場の状況
当局によると、9日の火事はアパートの2階と3階にまたがる部屋から発生した。電気ヒーターの故障が出火の原因とみられるという。
現場には消防士約200人が出動した。
ニグロ消防局長は、火災は2つの階で起きていたものの、煙は至る所に広がっていたと説明した。
また、火元となった部屋のドアが開いていたことから、煙が各階に広がったと記者団に語った。
「隊員たちは各階の階段の吹き抜けで犠牲者を発見した。心肺停止状態の人々を外へ運び出した」
現場近くに住むジョージ・キングさんはAFP通信に対し、炎が広がる中、複数の人が窓から手を振って合図しているのが見えたと語った。
「煙が上っているのが見えて、たくさんの人がパニックになっていた」と、キングさんは話した。「誰も建物から飛び降りようとはしていなかった」。
「悲劇の一夜」
病院に運ばれた32人を含め、合わせて63人が負傷した。市長上級顧問のステファン・リンゲル氏は、13人が重体だとAP通信に語った。
エリック・アダムス市長は記者団に対し、「この火災は私たちの街にそれなりの苦痛と絶望をもたらすことになる」、「恐ろしい数の犠牲者や負傷者が出ている」と述べた。
ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は「悲劇の一夜」だとし、生存者の支援のために被害者補償基金を設置すると約束した。
「新しい住居や埋葬の費用など、必要なものは何でも用意する。私たちはここニューヨークで、そうするつもりだ」
火事が起きたブロンクス地区はイスラム系移民の多い地域。火事の影響を受けた人の多くは、もともとガンビアからアメリカへ移住してきたと考えられている。
アダムス市長は、移民であるかどうかに関わらず、火事の影響を受けた人は当局に援助を求めるよう促した。また、住民の情報が移民局に渡ることはないと断言した。
市長と共に取材に応じたチャック・シューマー上院院内総務(民主党、ニューヨーク州)は、影響を受けた家族が悲しみを共有できるよう、移民支援を提供すると約束した。