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UFO目撃した軍情報の大半、解明できず=米国防総省
米国防総省が25日に公表した報告によると、2004年以降に米軍関係者が未確認飛行物体(UFO)を目撃した144件のうち、何を見たのか解明できたのは1件のみだという。他の143件で目撃された飛行物体については、地球外のものだという可能性を同省は排除していない。
空中を不規則に移動する物体を軍関係者が見たという報告が相次いでいたことから、連邦議会が国防総省に報告を要請。これを受けて国防総省は昨年8月、「未確認飛行物体現象タスクフォース」を設置し、軍関係者による目撃情報を精査していた。
国防総省によると、タスクフォースの任務は、UFO目撃事案を「検知、分析、記録」するほか、UFOの「性質や由来」について「知見を得る」ことだという。
国防総省は今回発表した中間報告で、報告された「未確認飛行現象(unidentified aerial phenomena、UAP)」144件の大半は、米海軍が2年前に報告手順を定めて以降のものだと説明。そのうち143件について、「具体的な説明を結び付けるには、入手データでは、十分な情報が不足している」としている。
「地球外の説明があるという明確な指摘」はないものの、地球外のものだという可能性は排除していない。
報告書は、UAPには「おそらく単一の説明がない」とした上で、中国やロシアなど外国の技術による現象の可能性や、レーダーが検知する氷の結晶など自然現象が関係している可能性も示唆した。さらに、「アメリカの組織による技術や、機密計画が関係」する場合もあるかもしれないとしている。
目撃情報144件のうち「強い自信をもって」現象の真相を特定できた1件は、「しぼんでいく大きな風船」だったという。
報告書はさらに、UAPは「飛行の安全にとって明確に問題で、アメリカの国家安全保障にも課題となる可能性がある」としている。
国防総省タスクフォースは今後、情報収集能力拡大の方法を検討しており、「予算が追加」されれば報告書で提示した内容の研究が進むはずだと議会に呼びかけた。
どういう目撃情報が
国防総省は昨年4月、米海軍が撮影したというUAPの映像を公開した。
米CBSニュース番組「60ミニッツ」では先月、元海軍パイロット2人が出演し、太平洋上で自分たちの機体と同調して動いているように見える物体を目撃したと話した。
パイロットの1人は、「小さくて白いティックタックみたいな物体」だったと話した。「ティックタック」とはアメリカで一般的な、角丸長方形のミント菓子。
「まさにそういう見た目だった」と、目撃者の1人で元海軍パイロットのアレックス・ディートリック氏はBBCニュースに話した。
「ただし、飛行速度がとても速く、とても無軌道に動き回っていて、どちらへ方向転換するのか予測もつかなかった。どうやって操縦しているのか、推進システムはどうなっているのかも、見当がつかなかった」
「排気の跡も見えず、推進力を使っているようにも見えなかった。ああいう動き方をするための動翼があるように見えなかった」