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イスラエル、レバノンをまた空爆 トランプ氏が批判するなか
イスラエル軍は17日、レバノン南部でさらなる空爆を実施した。レバノン国営メディアが報じた。アメリカのドナルド・トランプ大統領が、イスラエルの行動を改めて批判するなかでの攻撃となった。
レバノン国営通信によると、マンスーリとアジエでイスラエルのドローン攻撃があり、数人が負傷した。ナバティエ・アル・ファウカとクファル・テブニットでは戦闘機による空爆があった。
イスラエル軍は声明を出していない。同軍は、レバノンに展開している同軍の兵士5人が、イスラム教シーア派組織ヒズボラによるドローン攻撃で負傷したと発表した。ヒズボラはイランの支援を受けている。
アメリカとイランが17日に署名した戦争終結に向けた合意には、レバノンでの戦闘停止も含まれている。
トランプ氏は16日、フランスで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相について、「レバノンに関してもっと責任を持つ」必要があると述べた。
トランプ氏はまた、イスラエルがヒズボラとの戦闘を「あまりにも長い間続けており、あまりにも多くの人が殺されている」と述べた。
イスラエルとヒズボラは、アメリカとイランの合意が発表された14日夜以降も、互いに攻撃を繰り返している。
ネタニヤフ氏は15日、イスラエル軍は「必要な限り」レバノンに駐留し続けると述べた。
16日には、イスラエルの空爆で4人が殺害されたとレバノンのメディアが報じたことを受け、イランの最高軍事司令部がイスラエルに警告を発信。レバノン南部での「悪意ある行為」をやめなければ「厳しい報復」を受けるとした。
ヒズボラの指導者ナイム・カセム師は17日のテレビ演説で、アメリカとイラン合意を「大きな勝利」と宣言。レバノン政府に対し、「この重要な局面を生かす」よう求めた。
一方、レバノンのジョセフ・アウン大統領は、米首都ワシントンで行われているイスラエルとの交渉でレバノンは「独立した道」を進んでいると述べた。そのうえで、「停戦には賛成であり、イランを含め、私たちを支えるあらゆる国の支援を歓迎する」と付け加えた。
レバノンは、ヒズボラが3月2日にイスラエルに向けてロケット弾を発射したことを受け、イスラエル・アメリカ対イランの戦争へと引きずり込まれた。ヒズボラの攻撃は、戦争の初日にイランの最高指導者が殺害されたことへの報復だった。
これに対しイスラエルは、レバノン全土で空爆を展開。同国南部の広範な地域に侵攻した。
レバノン保健省によると、この紛争で同国では3800人以上が殺害された。同省の統計は戦闘員と民間人を区別していない。
一方、イスラエル当局は、同国の兵士30人と民間人4人が国境の両側で殺害されたと発表している。