モロッコ地震、外国支援の受け入れ求める声高まる 死者約2700人に
ルース・カマーフォード、BBCニュース

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北アフリカのモロッコ中部で8日夜に発生した強い地震で、素手などでの懸命の生存者捜索が続く中、確認された死者は11日までに2681人に上った。救助に当たる人々には疲労が見られ、政府に対し、外国の支援をもっと受け入れるよう求める声が高まっている。
今回の地震は、モロッコで過去60年間で最大の被害を引き起こした。
政府はこれまで、スペイン、イギリス、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国からのみ、支援を受け入れている。
当局は、世界各国の支援チームが突然モロッコに入ると過度の混乱が生じるとして、政府の対応は正しいと主張した。
今回の地震は、マラケシュの南の高アトラス山脈を震源とし、規模はマグニチュード(M)6.8だった。山中の村々や人里離れた集落が破壊された。
そのうちの一つ、テフハフト村では、住民約200人の半数近くが死亡。今も多くの行方がわかっていない。
道路は岩やがれきで通れなくなっており、重機で除去が進められている。上空ではヘリコプターが往復し、援助物資を届けている。
スペインの消防隊員30人のチームで広報を担当するアルベルト・バスケス氏は、「発生から3日たってから生存者を見つけるのは非常に難しい」が「希望はまだある」とAFP通信に話した。

「どう立ち直ればいいのか」
被災したムーレイ・ブラヒム村では、住民のサイードさん(26)がショック状態の中、隣の家が倒壊するのを見たとBBCに話した。
「その家には家族6人が住んでいた。父親は外にいて助かったが、彼の妻と子ども4人が死んだ」
「15歳、8歳、5歳の娘たちがいて、一番下の子はもうすぐ3歳の男の子だった」
サイードさんは、地震があった8日夜から眠れず、食事もとれていないという。
「状況は壊滅的だ。どうやって立ち直ればいいのかわからない」

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イギリスの救急医療慈善団体EMTのチームリーダーのトム・ゴッドフリーさんは、モロッコ南西部で被害が最も大きく、人道支援が切実に必要だとBBCに話した。
EMTのチームはアミズミズ村に向かっており、現地ではまずけが人の治療に当たるという。救援が遅れれば病気のリスクが高まると、ゴッドフリーさんは述べた。
世界保健機関(WHO)によると、今回の地震では30万人以上が影響を受けている。1960年に南西部アガディールを襲った地震で1万2000~1万5000人が死亡して以来の深刻な被害が出ている。
山中の史跡のティンメル・モスクも大きな被害を受けた。世界遺産に登録されているマラケシュの旧市街でも建物が倒壊した。

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さらなる国際支援を求める声
モロッコ政府に対しては、外国からの支援の申し出を受け入れるべきだとする圧力と怒りが高まっている。
これまでに、アメリカ、チュニジア、トルコ、台湾、さらにモロッコの宗主国だったフランスが、支援を申し出ている。
隣国アルジェリアは長年、モロッコと緊張関係にあるが、救助専門隊や医療関係者、探知犬、ベッド、テント、毛布などを提供するとしている。
しかしモロッコ政府は、支援の殺到で混乱が生じるリスクがあるとし、「協調の欠如は逆効果を生む」としている。
マラケシュの開業医クレア・マコーヒーさんは、自身が営んでいるようなクリニックは、「被災者を無償で治療する」ことをためらわないとBBCに説明。
「モロッコ人は自分たちが一番得意なことをしている」とし、コミュニティーからは「信じられないほどの」多くの支援が提供されていると述べた。
「巨大なトラックが山へと登って行き、人々は(自分の車で)スーパーに行って(物資を調達して)から、丘の上の被災者へと運んでいる」









