NGOセーブ・ザ・チルドレン、ミャンマー国軍が職員2人殺害と

Published

国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は28日、ミャンマーの東部カヤー州で、男性スタッフ2人が国軍兵士に殺害されたと発表した。24日に発見された35人以上の遺体に含まれていたという。

「セーブ・ザ・チルドレン」は、東部カヤー州で国軍兵士たちが住民を車から降りさせ、一部を拘束し、一部を殺してから遺体を焼いたと話している。発見された35人以上の遺体には、女性や子供のものもあり、自分たちのスタッフ2人も犠牲になったという。この2人は「新しく父親になったばかり」で、「子供の教育に尽力していた」職員で、人道活動の後、年末年始の休暇のため帰宅する途中だったという。

「セーブ・ザ・チルドレン」はツイッターで、国連安全保障理事会に緊急会合を開き、この襲撃の責任者を追及するよう呼びかけた。

カヤー州フプルソで起きたとされる住民襲撃の現場だとされる写真では、燃えた車両の残骸が写っている。

国軍に抵抗する民兵組織の中でも特に規模の大きいカレンニ国防部隊は、フプルソで死亡したのは民兵ではなく、紛争から非難しようとする市民だと主張。司令官の1人はロイター通信に対し、「遺体の大きさが大小ばらばらでショックを受けた。つまり、子供も女性もお年寄りも含まれていたということだ」と述べた。

ミャンマー軍はカヤー州の住民攻撃について否定している。AFP通信によると、国軍報道官のザウミントゥン将軍は、24日にフプロソで、「怪しい様子」で走る車両7台を部隊が停車させようとした後、戦闘が始まったと話した。ザウミントゥン報道官は25日、部隊は戦闘で数人を殺害したとAFP通信に話した。

アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、カヤー州の住民襲撃について報道された後、ミャンマー軍の責任を追及しなくてはならないと発言。ミャンマー軍への武器提供を禁止するよう呼びかけた。

国軍は今年2月、クーデターを起こし、選挙によって選ばれたアウンサンスーチー氏率いる政権を追放し、権力を握った。これに対する国民の抗議活動や抵抗運動が、国内各地で続いている。

軍は抵抗運動を抑え込もうとしており、これまでに子供を含む数百人が殺されたとみられている。