You’re viewing a text-only version of this website that uses less data. View the main version of the website including all images and videos.
寒波の中で6日間停電、復旧にまだ数日 英イングランド北部など
英スコットランドとイングランド北部が11月下旬、暴風などに見舞われ、今月2日時点で6日間、停電が続いている。多数の住民が影響を受けており、一部では復旧までまだ数日かかるとみられている。
先月26日、スコットランドとイングランド北部が大嵐「アーウェン」の直撃を受けた。暴風と寒波に見舞われ、3人が死亡した。うち1人はトラック運転手の男性(35)で、車両に木が倒れてきて亡くなった。
ボリス・ジョンソン首相は2日、同日朝の時点で約1万6000世帯が電気を利用できていないと述べた。大部分は週末までに電力が復旧する見通しだという。
電力会社は、遠隔地などにある一部の家庭では4日まで電力が戻らない恐れがあるとしている。
イングランド北東部ダラム郡では重大事態が宣言された。停電に見舞われている数千人に対し、追加支援の提供が可能になる。
ジョンソン氏は、スコットランド・グランピアン地域での復旧活動を支援するため、軍から約120人を派遣したと説明。
「とんでもなく大きな嵐だった。住民の支援に全力を尽くしている」と述べた。
現地では支援センターが設立された。エネルギー会社が宿泊施設を作ったり、発電機や食事を提供したりしている地域もある。
しかし一部の住民らは、電力会社との間の連絡は「ひどい」状況だと批判。自分たちの存在が忘れ去られているように感じると話した。
ダラム郡のローラ・ヴェナーさんと夫のデイヴィッドさんは自宅が停電に遭ったため、子ども4人と共に先月28日から、ニューカッスルのホテルで一時的に生活している。子どものうち3人は障害者だ。
ローラさんは「本当に凍えるようだった」と振り返った。「午前6時に停電になり、『家を出なきゃだめだ』と言った」。
厳しい冷え込みによって、子どもたちは「深刻な病気」になったと、ローラさんは話した。ホテルに入れたことは感謝しているが、子どもたちに必要な医療器具を運び込めなかったため、「理想からは程遠い」状態だという。
自宅の電力は2日に復旧したといい、ローラさんは「大きなクリスマスプレゼントを少し早くもらった」ようだと話した。
気象庁によると、スコットランドでは3日、さらなる降雪が予想されている。北西部では雨が降る見込みだという。