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原潜の機密、サンドイッチに隠して売り渡そうとした疑い 米司法省が夫妻を訴追
米原子力潜水艦の原子炉に関する機密情報を、外国政府の代表者と思い込んでいた相手に売り渡そうとしたとして、米海軍の原子力エンジニアと妻が訴追された。米司法省が10日、発表した。
発表によると、訴追されたのはジョナサン・テビー容疑者(42)と妻のダイアナ容疑者(45)。ウェストヴァージニア州で9日に逮捕された。
原潜のデザインのデータをピーナツバターのサンドイッチに挟んで隠し、外国政府代表と思い込んでいた相手に売り渡そうとしたとして、原子力法に違反した疑いがかけられている。
売り渡そうとした相手は、実際には連邦捜査局(FBI)捜査員だった。
テビー容疑者は、米海軍で原子力推進装置の開発に携わり、安全保障の機密情報にアクセスできる立場だった。
妻は見張り役
司法省によると、テビー容疑者は昨年4月、機密データが入った小包を外国政府に送った。その際、さらなるデータを内密に購入するよう誘いかけた。
テビー容疑者はその後、暗号化されたメールをある人物に送るようになったという。同容疑者はこの人物を外国政府の代表者と考えたが、現実にはFBI捜査員だったとされる。
数カ月後、容疑者夫妻は10万ドル(約1100万円)相当の暗号通貨と引き換えに、機密情報をこの人物に渡すことで合意。
夫妻は今年6月、データを受け渡し場所に置くため、ウェストヴァージニア州に行った。
ダイアナ容疑者が見張り役を務める中、テビー容疑者は「ピーナツバターのサンドイッチの中に隠したSDカードを置いた」とされる。
捜査員がSDカードを回収して支払いをすると、SDカードのデータにアクセスするための暗号解読キーが送られた。データには「潜水艦の原子炉に関する」機密情報が入っていたという。
2回目はチューインガム容器に
テビー容疑者は8月にも、機密情報の2回目の受け渡しを実行した。その際には、チューインガムの入れ物の中に機密データを隠していたとされる。
今月9日には3回目の受け渡しがなされ、その最中にFBIは夫妻を逮捕した。
夫妻は12日に連邦裁判所に出廷する予定。