太平洋のマーシャル諸島、初の新型ウイルス感染者を確認

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新型コロナウイルスの感染が確認されていなかった、世界で残り少ない国の一つ、マーシャル諸島で27日、初の感染者が2人確認された。

太平洋の群島からなるマーシャル諸島の政府は、米軍基地で勤務する女性(35)と男性(46)が27日、米ハワイから軍用機で到着した際のウイルス検査で、陽性と判定されたと発表した。ともに無症状だという。

2人は同国に到着してすぐ隔離状態に置かれていた。そのため、感染が拡大する恐れはないと、当局は強調している。

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マーシャル諸島は新型ウイルスの侵入を防ぐため、3月に国境を封鎖した。

太平洋の島国の多くは、新型ウイルスが世界的に流行し始めると早々に国境を閉じた。国内の医療体制が貧弱で、感染の流行が起こると対処が不可能と判断した。

6月になり、マーシャル諸島は規制を緩和。主に米軍基地勤務者らの入国を認め、基地における3週間の隔離だけを義務付けた。

キリバス、ミクロネシア、ナウル、パラオ、サモア、トンガ、ツヴァル、ヴァヌアツの太平洋諸国は、現在も新型ウイルスが入り込んでいないとみられている。

初の感染者が確認されたことを受け、マーシャル諸国の政府は国民に警戒を呼びかけるとともに、予防対策を続けるよう要請。

「ビジネスと政府業務は、さらなる通知が出るまで通常通り続けられる」とし、ロックダウンは必要ないとする声明を出した。

また、食料や日用品を慌てて買い込む必要はないと強調。一方で、2~4週間分の食料と医薬品を備蓄して「準備を怠らない」よう、国民に求めた。

赤道からわずかに北に位置するマーシャル諸島は、2つのサンゴ環礁の連なりと1000以上の小島で構成されている。人口約5万5000人。

自治国だが、アメリカが安全保障を担うとともに、毎年数百万ドルの支援金を提供している。

アメリカはマーシャル諸島のクワジャレイン環礁で、米軍基地の敷地とミサイル実験場を賃借している。

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