ピュリツァー賞、作家ホワイトヘッド氏が2回目の受賞 史上4人目

画像提供, Getty Images
米コロンビア大は4日、アメリカの優れた報道や小説などに贈るピュリツァー賞を発表した。米作家コルソン・ホワイトヘッド氏(50)が、フィクション部門で2回目の受賞を果たした。2回受賞したのは同氏を含め4人しかいない。
アフリカ系アメリカ人でニューヨーク市在住のホワイトヘッド氏は、フロリダ州の矯正学校における黒人少年の虐待についてつづった「The Nickel Boys」で受賞した。
同氏は2017年にも、「The Underground Railroad」(邦題・地下鉄道)で同部門の賞を受けた。
これまでピュリツァー賞のフィクション部門で2回受賞した作家は、ブース・ターキントン、ウィリアム・フォークナー、ジョン・アップダイクだけだった。
今年の同賞は新型コロナウイルスの影響で、発表が数週間延期され、デイナ・キャナディ事務局長が自宅からビデオ映像を通して発表した。

キャナディ氏は、最初の同賞が贈られたのは、スペイン風邪の大流行発生まで1年もない1917年だったと述べた。
同賞選考委員会は「The Nickel Boys」について、「黒人差別時代のフロリダの矯正学校における虐待を簡潔な文体で衝撃的に探求したもので、究極的には人間の不屈さや尊厳、しょく罪についての力強い物語になっている」と評した。
アラスカ紙が最高栄誉の賞に
報道の分野では、ニューヨーク・タイムズが調査報道や国際報道など3部門で最多受賞した。
最高の栄誉とされる公益部門は、アラスカ州の新聞「アンカレジ・デーリー・ニューズ」と調査報道専門メディア「プロパブリカ」が共同受賞した。両メディアは、同州の多くの小さな町で警察官が不足している状況を報じた。
ピュリツァー賞は今年から、音声報道部門を新設。メキシコからの難民申請者に対するドナルド・トランプ米大統領の政策を検証した、NPRなどによるポッドキャスト番組「ディス・アメリカン・ライフ」を選んだ。






