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悪名高いマフィアのボスの息子、テレビ・インタビューに怒りの声
イタリアで最も悪名高いマフィアのボスの息子が国営放送RAIに出演したことを受けて、政界やマフィアの被害者から強い非難の声が上がっている。イタリア議会のマフィア取締委員会は、RAI幹部を呼んで事情説明を求めた。
ジュゼッペ・サルバトーレ・リーナ氏はRAIに出演し、父サルバトーレ・トト・リーナ服役囚に捧げた本を宣伝した。シチリアの犯罪組織「コーザ・ノストラ」のボスとして150人以上の殺害を指示したとされる父親を、リーナ氏は批判しなかった。
自身もギャングとして服役した息子のリーナ氏を取材したのは、トークショーのベテラン司会者ブルーノ・ベスパ氏。リーナ氏は幸せな子供時代を過ごしたと振り返り、父親は「家族や伝統的な価値観を大事にする優れた人物」だと述べた。
さらにリーナ氏はマフィアの存在を認めず、「それはすべてだがなんでもない」ものだと述べた。
このインタビュー放送について、イタリア政界やマフィア犯罪の被害者から強い非難の声が上がっている。
マフィア撲滅に取り組んだ兄パオロ・ボルセリーノ判事をトト・リーナ服役囚の命令で殺害されたというサルバトーレ・ボルセリーノ氏は、インタビューに強い不快感を示し、「古傷を再びこじ開けた」とフェイスブックで批判した。
マフィアと戦ったピエトロ・グラッソ元検事も、「リーナが子供たちを優しくなでたかなど、どうでもいい。その手は、罪なき人たちの血に濡れた手だ」とフェイスブックに書いた。
一方で、インタビューを行った司会者のベスパ氏は、マフィア一家の暮らしぶりを知るための貴重な内容だったと意義を強調している。
トト・リーナ服役囚は1993年に逮捕され、複数の殺人罪で有罪となった。