ヴェネズエラ地震、発生から6日後に3歳の男の子を救出

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6月24日に強い地震が相次いで起き、壊滅的な被害が出た南米ヴェネズエラで30日、3歳の男の子が6日ぶりにがれきの中から救出された。ヨルダンからの救助チームが明らかにした。
救助の様子を捉えた映像には、デルシー・ロドリゲス暫定大統領が「クリーバー・モラン」と呼ぶ男の子が、ラ・グアイラ州でがれきの中から助け出され、救助隊から歓声が上がる様子が映っている。
ロドリゲス暫定大統領は、この救出について、希望の瞬間だと述べた。
被災地をめぐっては、数万人が食料や避難所を緊急に必要としていると、国連が警告している。
先週に立て続けに発生したマグニチュード7.2と7.5の地震で確認された死者は1943人に上り、負傷者は1万人を超えている。また、数万人が行方不明になっている。
米航空宇宙局(NASA)の衛星データを用いた初期評価は、この大規模な揺れで5万8870棟の建物が損壊または倒壊した可能性があることを示している。
ヨルダンの救助当局によると、救出されたクリーバーくんは応急処置を受けた後、病院に搬送された。バイタルサイン(生命兆候)は良好だという。ヴぇネズエラ国民議会のホルヘ・ロドリゲス議長は、クリーバーくんが首都カラカスで治療を受けていると明らかにした。
男の子は、生存者を見つけるのに極めて重要とされる72時間が経過してから救出された。専門家は、がれきの下に閉じ込められた人が生存した状態で見つかる可能性が最も高いのは、発生後3日間だとしている。
ラ・グアイラ州は特に被害が大きかった地域の一つで、多くの住民が自力で救助活動を行っている。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は30日、ラ・グアイラ州では食料不足が広範囲に及び、基本的なサービスが機能不全に陥っているほか、通信も大部分が途絶していると発表した。
UNHCRは「支援へのアクセスが制限されたままで、地域社会の緊張が高まっている」との声明を、ウェブサイトに掲載した。
地震発生時にバイクから落ちて負傷したという、ラ・グアイラ州の行商人ダニエラ・アルマスさん(18)はAFP通信に対し、一部の物資は配布されているものの、「食料をめぐり人々が殺し合い寸前になる時もある。(中略)まるで闘鶏のようだ」と語った。
UNHCRは、「今後6カ月間にわたり、地震の被災者3万人を対象とした保護活動、中核的な救援物資、一時的な避難施設の支援を拡大する」ために、まず1500万ドル(約24億円)が必要だとしている。
一方、世界保健機関(WHO)は、医療サービスが「極度の圧力」にさらされていると指摘している。
WHOのクリスチャン・リンドマイヤー報道官は、ワクチン接種率が低いため、はしかやジフテリアなど「ワクチンで予防可能な疾病の流行リスクが高まっている」と述べた。

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ホルヘ・ロドリゲス議長は、クリーバーくんの救出は、生存者を見つけられるという希望がまだ残されていることを示すものだと述べ、国内外からの救助隊が今もがれきの中を捜索していると話した。ラ・グアイラ州やほかの州ではすでに、避難所が開設されているとも、ロドリゲス議長は付け加えた。
アメリカやメキシコをはじめ数十カ国から派遣された国際救助隊は、訓練を受けた犬や重機を投入して生存者の捜索にあたった。
国際支援物資の一部はヴェネズエラに届きつつある。国連報道官によると、30日には47トンの人道支援物資が到着した。これには、緊急医療用キットや安全な出産のための物資、新生児ケア用品、感染症予防用品などが含まれる。
こうした中ヴェネズエラでは、これまでに見つかった犠牲者の遺体の埋葬が始まっている。大勢の人が、死亡したとみられる愛する人の遺体が返ってくるのを待っている。
ラ・グアイラ港に設けられた仮設の遺体安置所ではウィルケル・モララさんが、姉妹とその子どもたち、兄弟の子どもたちの身元確認の順番待ちをしていた。
「うちでは11人が暮らしていた」と、モララさんはAFP通信に話した。「生き残ったのは、仕事に出ていた私たち2人だけだった」。












