死を偽装し刑務所から逃亡、南アの強姦犯をタンザニアで逮捕

画像提供, Gallo Images
強姦と殺人の罪で服役中に、自らの死を偽装して南アフリカの刑務所から逃亡していた男が7日、東アフリカのタンザニアで逮捕された。
サボ・ベスター受刑者は、刑務所の独房で自らに火をつけて死んだとされていたが、実際には1年にわたり逃亡生活を送っていた。
しかし、今年3月にあらためて検視が行われた結果、遺体がベスター受刑者のものではないことが判明。当局が捜索を開始していた。
ベスター受刑者はタンザニアで、ガールフレンドおよびもう1人の容疑者と一緒にいるところを拘束された。今後、南アフリカの送還される見込み。
警察は、この3人がタンザニアの北にあるケニアへ逃げようとしていたとみている。
SNSで被害者と接触
ベスター受刑者は、フェイスブックを使って複数の被害者と接触していたことから、「フェイスブック・レイピスト」として知られていた。
2012年に、モデルでガールフレンドだったノムフンド・タイフルさんに対する強姦殺人罪で有罪判決を受けた。その1年前には、別の女性2人に対するレイプと盗難の罪でも有罪となっていた。
ベスター受刑者は昨年5月、南ア中部ブルームフォンテーンのマンガウング更生センターで、自らに火をつけ死んだとされていた。
しかし昨年末になり、地元メディアからベスター受刑者の死に疑問を持つ声が上がるようになった。
新たな検視によって、遺体が同受刑者ではなかったこと、この身元不明の人物の死因が頭部への強打だったことが明らかになり、警察は新たな殺人事件捜査を開始した。
同更生センタ―の警備を委託されているイギリス系大手警備会社G4Sの従業員が、ベスター受刑者の逃亡を手助けしたと非難されている。
G4Sは、この件に関連して従業員3人を解雇したと発表した。
一方で、南ア議会は先週、同受刑者の逃亡について審議したものの、G4Sの代表者は現れなかった。BBCはG4Sにコメントを求めている。
この1年間、ベスター受刑者の目撃情報が複数報告されていた。中には、ヨハネスブルク郊外の高級住宅地で食料品を買い物をしていた、その周辺で邸宅を借りて住んでいた、といったものもあった。
南アフリカは、性的暴行事件の件数が世界でも最多水準にある。ベスタ―受刑者の逃亡劇は、国内で大きな怒りを呼んでいる。





