米俳優ボールドウィン氏、映画ロケ死傷事件で遺族と和解 来年1月に撮影再開

Halyna Hutchins

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画像説明, 映画「Rust」の撮影監督を務めていたハリナ・ハッチンス氏(2019年撮影)
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米俳優アレック・ボールドウィン氏が昨年10月に米ニューメキシコ州で映画「Rust」の撮影中、使用していた小道具の拳銃から実弾が発射され2人が死傷した問題で、ボールドウィン氏が遺族と和解に達した。双方が5日発表した。

映画「Rust」の撮影監督を務めていたハリナ・ハッチンス氏が銃弾を受け、ヘリコプターで病院に搬送されたが死亡が確認された。また、監督のジョエル・ソウザ氏が負傷した。

ボールドウィン氏はこのほど、ハッチンス氏の遺族と和解に達した。和解の具体的な条件は不明。

来年1月に同映画の撮影が再開され、ハリナ・ハッチンス氏の夫マシュー・ハッチンス氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

マシュー氏は、すべての関係者がハリナ・ハッチンス氏の死は事故だったと考えていると話した。

この問題をめぐっては、撮影現場で業界の撮影基準違反があったとして、遺族がボールドウィン氏やプロデューサーらを訴えていた。

Alec Baldwin is the star and producer of Rust

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画像説明, ボールドウィン氏は映画「Rust」の主演兼共同プロデューサー

マシュー氏は声明で、撮影再開時には「オリジナルの主要人物全員」が参加するとし、これが亡き妻の最後の作品に「敬意を表する」方法としてふさわしいと述べた。

また、「私は非難したり責任を追及することに興味はない」と付け加えた。

「私たちは皆、ハリナの死が恐ろしい事故だったと信じている」

「痛ましい状況」

ボールドウィン氏はインスタグラムで声明を発表し、「本日、撮影監督ハリナ・ハッチンス氏の家族を代表して起こされた民事訴訟の和解を発表できることを嬉しく思っている」と述べた。

「この困難なやりとりの間ずっと、誰もがハリナの息子にとって最善のことをしたいと、具体的な望みを持ち続けてきた」

「この悲劇的でつらい状況の解決に貢献したすべての人に感謝している」

負傷したソウザ監督も5日に声明を発表。今後は「ハリナのレガシーを尊重し、彼女が誇りに思うこと」に専念すると述べた。

「ハリナと私が始めたことを一緒になって完成させることができるのは、悲しくもあるけれど嬉しい」

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Presentational white space

ニューメキシコ州の環境局は今年4月、「Rust」の制作陣は「撮影現場での火器の取り扱いをめぐる危険性について全く無頓着だった」と指摘。制作陣に対し、罰金としては最高額の13万6793ドル(約1753万3000円)の支払いを言い渡した。

プロデューサー陣はその後、プロダクション会社ラスト・ムービー・プロダクションズは「適用されるすべての安全プロトコルを実施していた」として、異議を唱えた。

警察は発砲後の状況も含む撮影現場の映像を公開した。

悲劇が起きてから約1年が過ぎたが、犯罪捜査はまだ終了していない。

ニューメキシコ州の地方検事局のヘザー・ブリューワー報道官は声明で、「マシュー・ハッチンス氏はアレック・ボールドウィン氏を含む映画『Rust』のプロデューサーに対して、ハリナ・ハッチンスの死に関する不法死亡訴訟を起こしていた。これについて本日、和解が発表されたが、それはメアリ・カーマック=アルトワイス地方検事による捜査や、最終的に刑事告訴するかどうかの判断に影響しない」と述べた。

「民事訴訟は非公開で和解に至り、しばしば金銭的な賠償を伴うが、刑事事件は事実のみを扱う。ニューメキシコ州法の下、事実と証拠から刑事訴追すべきとなれば、起訴に持ち込むことになる。法の上に立つ者などいない」