米俳優ボールドウィン氏、「引き金は引かなかった」 映画ロケで2人死傷について

Alec Baldwin attends event at Hamptons International Film Festival on 7 October in East Hampton

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画像説明, アレック・ボールドウィン氏(10月7日のハンプトンズ国際映画祭で)
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米俳優アレック・ボールドウィン氏(63)が11月30日、米ABCニュースのインタビューに応じ、映画「Rust」の撮影現場で銃の「引き金は引いていない」と述べた。撮影現場では、銃弾を受けた2人が死傷している。

10月に死傷事故が発生して以来、ボールドウィン氏が着席スタイルのインタビューに応じたのは初めて。放送は2日夜の予定。

ボールドウィン氏は聞き手のジョージ・ステファノプロス氏に向かい、「私は絶対、誰かに銃を向けたりしないし、引き金を引いたりしない」と述べた。

インタビューは80分間にわたった。ステファノプロス氏は1日朝の番組で、やりとりは「生々しく」、「張り詰めた」ものだったと振り返った。

「私はABCでのこれまでの20年間で、何千回もインタビューをしてきた」、「今回のは、これまで経験した中で一番張り詰めたものだった」。

また、ボールドウィン氏について、「精神的に打ちのめされていた」が、「とても率直」で「前向きだった」と述べた。

ABCはツイッターで、インタビューの一部を公開。「実弾がどうやって『Rust』のセットにあったのかとステファノプロスに問われると、アレック・ボールドウィンは『わからない。誰かが実弾を銃に込めた。あの弾はそもそも、あの撮影現場にあるはずじゃなかったのに」と説明した。

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ボールドウィン氏は10月、米エンターテインメント情報サイトTMZの短いインタビューに応じた。取材者が彼と家族を追い回すのをやめさせるためだった。

それを除き、ボールドウィン氏がカメラの前で事故について話したのは、今回が初めて。

TMZのインタビューでは、ボールドウィン氏は「1兆回に1度」の出来事だったとし、映画の撮影現場でめったに起こることではないと述べていた。

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なぜ実弾がロケ現場に

映画「Rust」の撮影はニューメキシコ州で行われていた。現場では10月21日、ボールドウィン氏が安全だと信じていた銃でリハーサルをした。

銃からは実弾が発射され、撮影監督のハリナ・ハッチンス氏(42)が死亡し、監督のジョエル・ソウザ氏(48)がけがを負った。

ボールドウィン氏が銃をホルスター(ケース)から引き出した際に、発砲があったとみられている。

裁判所の記録によると、ボールドウィン氏は助監督のデイヴ・ホールズ氏から銃を受け取った。ボールズ氏は実弾が装填(そうてん)されているとは知らず、「cold gun(安全な銃)」と大声を上げ、銃弾が込められていないことを知らせたという。

ホールズ氏は、武器担当のハナ・グティレス=リード氏(24)から銃を渡されたとされる。

Halyna Hutchins

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画像説明, 死亡したハリナ・ハッチンス氏。元同僚は「なにより素晴らしい母親だった」とBBCに話した

グティレス=リード氏の弁護団は、どこから「実弾が来たのか」、同氏は知らないとしている。

実弾がどういう経緯で撮影現場に持ち込まれたのかが、警察による捜査の焦点となっている。

捜査当局は今週になって、アメリカ国内の武器業者に対する捜索令状を取った。

令状に添付された宣誓供述書によると、撮影で使われた銃弾は「PDQ Arm & Prop」などいくつかの業者から納入されていたと、警察に連絡があった。

「PDQ Arm & Prop」のオーナー、セス・ケニー氏は捜査当局に対し、問題の実弾は「弾薬を詰め込み直した銃弾」の一部かもしれないと伝えたという。

ケニー氏はまた、納入した銃弾は模擬弾と空包だったと述べたという。