住宅火災で10人死亡、出動した消防団員の子や孫が犠牲に 米北東部

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米ペンシルヴェニア州で住宅火災が発生し、子ども3人と成人7人が死亡した。消火活動に出動した消防団員の男性は、犠牲者が自分の家族だと知り、がくぜんとした。
火災は5日午前2時半ごろ、ペンシルヴェニア州ネスコペックの住宅で起きた。ポーチ部分から出火したとみられている。ネスコペックはフィラデルフィアから北西に約150キロ。
ペンシルヴァニア州警察のデレク・フェルスマン警部補は5日、「消防士たちが勇敢にも、家の裏側から中に入ろうとしたが、猛烈な炎と熱に押し戻された」と記者団に話した。
消火・救助のため現場に急行した1人が、ネスコペック・ボランティア消防団に所属するハロルド・ベイカーさんだった。
ベイカーさんはAP通信に、この火災でベイカーさんの息子、娘、義父、義理のきょうだい、義理のしまい、孫3人、その他の親族2人の計10人が死んだと話した。
死亡した子ども3人(男の子2人、女の子1人)はこの家の住人ではなく、夏のレジャーで訪れていたという。
州警察の報告書によると、亡くなった人とは別の成人3人が、安全な場所に逃げたという。
「どの家かすぐわかった」
ベイカーさんは現地紙シチズンズ・ボイスに、現場に急行した当時を振り返り、「デューイ(通り)の角を曲がって通りを見下ろした時、どの家かすぐわかった」と話した。
「私は先頭の消防車に乗っていた。停車すると、家全体が燃えていた。突入してみんなのところに行こうとした」
ベイカーさんはまた、地元テレビ局WNEP-TVに、「小さな子どもたちと、私の子ども2人は、おじとおばを訪ねていた」と話した。
「その家は、おじとおばが所有していた。子どもたちはそこに遊びに行き、プールに入るなどしていた」
息子も消防団員
州警察によると、遺体は警察の探知犬を使い、焼け落ちた建物から収容した。
州警察は死者のうち6人について、デイル・ベイカーさん(19)、スター・ベイカーさん(22)、デイヴィッド・ドーバート・シニアさん(79)、シャノン・ドーバートさん(42)、ローラ・ドーバートさん(47)、マリアン・スラサーさん(54)と確認したとしている。
5歳、6歳、7歳の子ども計3人の身元は、まだ明らかにされていない。
ベイカーさんによると、息子のデイルさんはベイカーさんの後を追うように、消防団員になったという。
州警察は、犯罪の疑いがあるとして、出火原因について捜査を開始した。
ペンシルヴェニア州のトム・ウルフ知事は、この悲劇に「心を痛めている」とツイッターに投稿した。
米赤十字社は、家を失った人たちを支援していると米CNNに話した。





