豪シドニー、107日間のロックダウンを解除 ワクチン接種完了者は外食など可能に

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オーストラリア最大都市シドニーで11日、新型コロナウイルス対策のロックダウンが約4カ月ぶりに解除された。同日午前0時にはパブやバーが営業を再開し、多くの人が久しぶりの自由を謳歌(おうか)しようと列を作った。待ち望んでいた親戚や友人との再会を楽しむ人もいた。
シドニーは6月下旬、従来株より感染力の強いデルタ株に数万人が感染したことを受け、ロックダウンを開始した。外出時の移動範囲が自宅から5キロ圏内に限定されたほか、他の家庭への訪問が禁止されたため、多くの家族が離れ離れになっていた。
しかし今回、ワクチン接種完了者を対象に、ほとんどの制限が緩和された。
人々は営業を再開したカフェやレストランで食事を楽しんだり、ジムやそのほかの店舗に行ったりできるようになった。理髪店やネイルサロンにはこの日、長蛇の列ができた。
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16歳以上の2回目の接種率が70%に
シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)は16歳以上の2回目のワクチン接種について、70%の接種率を目指していた。この目標を達成したことから、同市のロックダウン解除が認められた。
16歳以上の2回目の接種率が80%に上がれば、さらに多くの制限が緩和される。同州で1回目の接種を終えた人は90%を超えている。
ニューサウスウェールズ州のドミニク・ペロテット州首相は11日、ロックダウン期間について「大変な100日間だった」と述べた。
「しかし、州内の人々が接種を受けようと努力してくれたおかげで、この素晴らしい日を迎えられた」

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ペロテット州首相は、州として感染者の急増に備えていると警告した。ただ、数週間前から医療システムの準備を整えているとした。
「入院者数は増加するだろう。(中略)しかし、我々は新型ウイルスとの共存方法を学ぶ必要がある」
同州はワクチン接種状況をチェックするシステムは導入しておらず、各企業に委ねている。
その他の地域の状況は
デルタ株の感染はヴィクトリア州メルボルンや、首都キャンベラにも拡大し、これらの都市でもロックダウンが敷かれた。ニュージーランドも同様の措置を取った。
キャンベラは15日にロックダウンを解除する方針。メルボルンは今月下旬に社会活動を再開するとみられる。
オーストラリアは当初、新型ウイルス感染症COVID-19の撲滅を目指していた。一部の州は現在もこれを目標としている。
しかし、デルタ株が急速に拡大したことで、ワクチン接種に力を入れ、「ウイルスと共存する」という方針に転換せざるを得なくなった。
クイーンズランド州、西オーストラリア州、南オーストラリア州、タスマニア州、ノーザンテリトリー州では現在もほとんど新型ウイルスは確認されていない。
当局は海外在住のオーストラリア市民について、来月に国境が再開されるのに伴い、シドニーへ戻れる可能性を示唆している。








