アフガニスタンから犬猫150匹を保護 英ヒースロー空港に到着

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アフガニスタンの首都カブールのシェルターに保護されていた約150匹の犬や猫が救出され、8月29日、英ヒースロー空港に到着した。検疫のための隔離施設で世話をしているロレイン・エドワーズ氏は、動物たちは「素晴らしい状態」だと話した。

この動物たちは、英エセックス出身の元海軍兵ポール・ファージング氏がカブールに設立したノウザド動物シェルターに保護されていた。ファージング氏は、2000年代半ばにアフガニスタン駐留部隊に所属。退役後にシェルターをつくり、犬猫やロバを引き取っていた。

ファージング氏はここ数週間、シェルターの従業員と動物を国外に避難させる活動に奔走してきた。現時点では動物とファージング氏自身だけ、民間のチャーター機で出国できたという。カブールに残っている68人の従業員の安全が確保できるまで活動を続けるとしている。

エドワーズ氏によると、動物たちは退役軍人などに引き取られる予定。

また、動物たちは飛行機の貨物室に乗せられていたため、避難希望者のスペースを奪うことはなかったという。

英ハートフォードで犬の保護センターを運営しているエドワーズ氏は、ノウザドの動物たちをイギリス各地の隔離施設へ運ぶのを手伝っている。

「この動物たちは街中で保護され、イギリスの軍人にコンパニオンシップと安らぎという特別な贈り物を与えている」

「長旅にもかかわらず動物たちは素晴らしい状態で、4カ月の隔離期間後は、新しいすてきな家に迎えられる」

政府高官を罵倒

英紙タイムズは28日、ファージング氏がベン・ウォレス国防相の特別顧問に対し、民間機での避難計画を「妨害」していると非難する発言の録音を入手したと報じた。

ファージング氏はその後、罵倒語を使ったことを謝罪し、政府の支援に感謝すると述べた。

ウォレス国防相は先に、「国防省高官らが人道危機対応に集中すべき時に」、ファージング氏の支援者によって「多くの時間を取られてしまった」と話していた。

エドワーズ氏はファージング氏について、「私欲のない同情心のある人」で、自分より他の人の避難を優先させていたと語った。

イギリスは28日にアフガニスタンからの避難計画を終了。合計1万5000人以上を避難させ、20年にわたった駐留を終えた。