薬物疑惑で市の警察組織全体を捜査 メキシコ・アカプルコ

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メキシコの海岸リゾート地アカプルコで、薬物密売組織が浸透しているとの疑いで市の警察組織全体が調査を受けている。

同市警察の司令官2人が殺人容疑で指名手配され、残りの市警察職員は武装解除された。

市警察にかわり、州警察と軍が巡回業務に当たる。

アカプルコは観光地として富裕層や著名人に人気となったが、薬物取引や高い殺人率が常態化している。

昨年は10万人あたり103人が殺された計算で、メキシコで最も殺人率が高い都市の1つだ。

アカプルコ市のあるゲレロ州は犯罪組織が支配する地域で、メキシコで最も暴力が広がる場所の1つ。ヘロインの原料となるケシも育てられている。

連邦警察は捜査について、「市警察に高い確率で犯罪組織が浸透している疑い」と、犯罪との闘いに対する「完全な怠慢」を理由に挙げた。

低賃金と職業訓練の乏しさから、メキシコの地方警察は薬物カルテルの標的になりやすい。

犯罪組織が警察幹部を従わせるため金を送ったり、もし従わなければ殺すと脅したりしているとの報道もある。

メキシコでは他の地域でも、薬物カルテルに買収されたとの懸念から地方警察が解体されている。