タンザニアのビクトリア湖でフェリー転覆、死者2倍に

画像提供, Stephen Msengi
タンザニア北部のビクトリア湖で数百人を乗せたフェリーが転覆した事故で、地元当局は21日、死者数は少なくとも86人に上ると発表した。事故のあった20日には、44人の死亡が確認されていた。
現地ムワンザ州の担当者は、20日に44人の死亡を確認した後、21日には新たに42人の死亡を確認したと明らかにした。約100人が救助されたが、うち37人は重体だという。
政府関係者はロイター通信に、湖で溺れた人の数は200人以上に達する可能性もあると話した。
フェリー「MVニェレレ」は、ウケレウェ島ブゴロラを出発しウカラ島に向かう途中、陸地近くで転覆した。
フェリーが接岸する際に乗客が船の片側に集まったことで、船体が傾き転覆したとみられている。
当局によると、フェリーには400人以上が乗っていた。地元メディアによると、定員は100人だった。
ただし、正確な人数はまだ確認されていない。ロイター通信は、今回の航行分の乗船券を発券処理をした担当者も死亡し、乗船人数を記録した機械も紛失したと報じている。

「ひどい事故が起きた。希望を与えてくださいと神様に祈る」と、アダム・マリマ地域監督官は記者団に述べた。
「大勢が死亡していませんように、神に祈る」
20日午後の救助活動には、地元の人たちも協力した。
悲劇は以前にも
タンザニアではこれまで船舶事故がたびたび起きている。定員オーバーが原因の場合が多い。
2012年には、満員状態でインド洋をザンジバル島へ向かっていたフェリーが沈没し、少なくとも145人が死亡した。
その前年の2011年には、ザンジバル沖でまた別の大事故が発生し、200人近くが死亡した。生き残った数百人の中には、マットレスや冷蔵庫につかまって助かった人たちもいた。
1996年には、MVブコバがビクトリア湖で転覆し800人以上が死亡。20世紀のフェリー事故として特にひどい事故のひとつとなった。

画像提供, Stephen Msengi

画像提供, Stephen Msengi

画像提供, Stephen Msengi





