イラン前最高指導者ハメネイ師の葬儀始まる

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アメリカとイスラエルによる空爆で殺害されたイランの前最高指導者、故アリ・ハメネイ師の弔問が3日、首都テヘランで始まり、4日朝には国民的な追悼と葬儀が始まった。さまざまな式典が国内各地や隣国イラクを含め、40日間続く予定。ハメネイ師の後を継いだ息子のモジタバ師が葬儀に参列するのかが、注目されている。
2月末の攻撃で殺害されたハメネイ師や親族の棺は、テヘランの宗教施設「グランド・モサラ」に安置されている。9日に故郷マシュハドで埋葬される予定。
イラン当局は「世紀の葬儀」になるとしており、1200万人から2000万人が式典に参列すると予想している。
イランとアメリカは6月、戦闘停止の暫定合意に署名している。その後は互いに攻撃を続けて互いの停戦違反を非難しあったものの、6月末にあらためて攻撃停止で合意したと報道されている。

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現地からの映像には、グランド・モサラで大勢が、イラン国旗で彩られたハメネイ師の棺を担ぎ上げる様子が映っていた。
広大な礼拝所の中に棺が安置されると、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領が弔意を示した。
イランとアメリカの交渉を仲介したパキスタンのシャバズ・シャリフ首相、ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ前大統領、アフガニスタンのタリバン政権のアミール・カーン・ムッタキ外相も弔問に訪れた。
6日間にわたる式典は、4日午前6時(日本時間同10時半)にテヘランのグランド・モサラで始まった。参拝者は5日午後まで、ここで参拝して敬意を表することができる。
4日午前には、多くの政権支持者がグランド・モサラに集まった。その多くが、ハメネイ師の殺害についてアメリカに報復すると、反米スローガンを連呼していたという。

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37歳の教授だというレザさんは4日、AFP通信に対し、「最高指導者を最後まで支えると約束したので、(葬儀に)やってきた」と言い、「もう長いこと、指導者のために命をささげると叫んできたが、自分を私たちのためにささげてくれたのは(ハメネイ師)だった」と話した。
アラシュ・ラヒミさん(40)はロイター通信に対し、「ここにいる全員が、最高指導者の死に報復するために来た。私たちの指導者が繰り返していたように、私たちはアメリカと血で血を洗う争いを繰り返している。私たちとアメリカとの関係は、決して良くならない」と話した。
4日の公式行事は、テヘランを拠点とするモハンマド・ラスールッラー 師団が取り仕切る。ハッサン・ハッサンザデ司令官は、壇上に安置したハメネイ師の棺の前を、弔問者が訪れる際、一人あたり15分から20分の間に入場・退場できるようにすると説明している。

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AFP通信によると、当局はテヘランの官公庁および民間企業に対し、4日から6日まで休業するよう命じた。交通規制により、市内中心部の大部分で、自家用車の通行が禁止される。テヘラン上空の空域は3日に一部閉鎖された。6日には全面閉鎖される予定だ。
7日に葬儀行事はテヘランの南にあるゴムへ移り、イランで有数の宗教施設、ジャムカランで、イスラム教シーア派の高位聖職者が葬儀の祈りを主導する予定になっている。

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ハメネイ師の遺体は8日にイラクのナジャフへ運ばれる。シーア派の初代イマーム(指導者)、イマーム・アリの礼拝堂での葬列に続き、聖廟での行列の後、シーア派の聖地にあたるイラク中部カルバラでも儀式が続く予定。遺体はその後、イランに戻る。
イラン当局は、イラクでのさまざまな行事はイラク国内の団体からの要請によるものだと述べている。これに対して一部のアナリストは、故ハメネイ師が各地のシーア派全体に影響力をもっていたことを強調し、イランが地域全体と広く宗教的・政治的に結びついていることを示すための動きだと見ている。
イランのアッバス・アラグチ外相は、葬儀の手配のためイラクの首都バグダッドを訪れ、葬儀には「象徴的に重要な意味合い」があると述べた。
ハメネイ師は9日、生まれ故郷マシュハドのイマーム・レザー廟に埋葬される。シーア派の第8代イマームが埋葬された場所で、イランで最も重要な巡礼地。毎年何百万人もの参拝者が訪れる。
葬儀の式典は全国各地で40日間続き、ハメネイ師の埋葬1周年まで追悼行事が予定されている。

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ハメネイ師の後を継いだ息子のモジタバ師は、3月に最高指導者に就任して以来、公の場に姿を見せていない。そのため、モジタバ師が葬儀に参列するかどうかが注目されている。
葬儀組織委員会のアリ・アクバル・プールジャムシディアン事務局長は6月末、モジタバ師の出席に関する決定は、軍最高司令官と最高指導者の事務所が発表すると述べた。
葬儀の祈りを誰が主導するのかも、注目されている。シーア派の伝統では、葬儀の祈りを誰が主導するかは宗教的、政治的に重要な意味を持つ。












