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ヴェネズエラ地震、死者1400人超す 週末に33人救出
南米ヴェネズエラの大規模連続地震で、生存者を見つけるのに極めて重要とされる72時間が経過した。当局は28日、死者が少なくとも1450人に上ったと発表した。がれきの下になった人も食料と水があればまだ生きている可能性があるとして、救助隊員は懸命の活動を続けており、奇跡的な生存者の救出もみられている。
ヴェネズエラ北部沿岸部では24日夕(日本時間25日朝)、マグニチュード7.2と7.5の強い地震が39秒間隔で相次ぎ発生した。何百棟もの建物が倒壊し、多くの人ががれきの中に閉じ込められた。
行方不明者は数万人に上っている。時間の経過とともに生存者救出の望みが薄れるなか、どうにかして家族らを見つけようとする人たちが、素手でがれきをかき分けている。がれきの下から声が聞こえるが、自分たちでは重いコンクリートの塊を動かせず、重機の到着を今か今かと待っていると、住民の一人はBBCに話した。
そうしたなか、デルシー・ロドリゲス暫定大統領は、希望を感じさせるメッセージをソーシャルメディアで発信している。週末にがれきの下から生存者33人が救出され、うち2人はともに11歳の少年だったと発表。救助隊も、片方の少年モイセスさんの救出場面の動画を投稿した。
救助支援に入っている隣国コロンビアの国家災害リスク管理局(UNGRD)によると、このモイセスさんが約3メートルほど積み重なったがれきの下で発見された。同国の救助隊が27日、6時間かけて「高精度の作業」をし、たどり着いたという。
ロイター通信によると、救助隊員は無線機で、モイセスさんの隣には母親ときょうだいがいたが、2人とも既に死亡していたと報告していたという。
この救出から数時間後、ロドリゲス氏はソーシャルメディア「X」に、被害が最も大きいとされる沿岸部ラ・グアイラ州の町カラバレダで別の11歳少年が救助された場面だとする動画を投稿。「今この時、すべての命がヴェネズエラにとって希望だ」と書いた。
AFP通信によると、カラバレダでは28日、フランスとアメリカの救助チームによって、男性と10代の息子もがれきの下から救出された。
被災地では余震が続き、救助活動を妨げている。住民の不安も募っている。
政府の対応があまりに遅く、非効率だという不満も住民の間で高まっている。深刻な被害が出ている地域でも、がれきの除去がまだ始まってもいない一帯が存在する。
住民の1人は、政府が道路を封鎖して被災地へのアクセスを制限し、救助活動を妨げているとBBCに話した。
何千人もの被災者が、倒壊する恐れのある建物から離れ、車で生活したり、空港やゴルフコースなどにテントを張ったりしている。カラバレダのゴルフコースは、仮設の病院や寄付物資の集約場所が設けられるなど、緊急対応の中心地となっている。
ロドリゲス氏は28日に投稿した動画メッセージで、ラ・グアイラ州のスポーツ複合施設が緊急対応センターとして機能していると述べた。
同氏はまた、軍が衣服、医薬品、食料の仕分けに当たっていると説明。「国民が耐えているこのひどい瞬間、この恐ろしい時期に、すべてが最大限機能している」とした。
そして、「ここには孤独な人はいない。どんな家族や人も孤独を感じる必要はない。私たちの国民と国家はここにいる。社会の保護制度がここにあり、国際的な連帯もここにある」と訴えた。
ここ数日で、メキシコ、スペイン、カタール、アメリカ、イギリスの国際救助隊が被災地に到着している。
国連のトム・フレッチャー事務次長(人道問題担当)は27日、世界中から39の捜索救助隊が被災地に入っており、それぞれ50〜100人で構成されていると説明。
「2000人近くの人間と111匹の犬に加え、医療チームも次々入っている。建物の中で人を見つけるのに役立つ、『ゴキブリドローン』と呼ばれるマイクロドローンを使っている」と話した。