米軍のB-52爆撃機、カリフォルニア州で墜落し8人死亡 基地離陸直後

青い空を飛行する灰色の爆撃機

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画像説明, アメリカのB-52ストラトフォートレス爆撃機(3月、イギリス上空)
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アメリカ空軍のB-52爆撃機が15日午前、カリフォルニア州南部のエドワーズ空軍基地から離陸した直後に墜落し、米航空機大手ボーイングの従業員2人を含む8人が死亡した。

事故は現地時間15日午後11時20分、当該機が定期的な試験飛行を行う中で発生した。墜落後には数キロメートル離れた場所から目視できるほどの巨大な黒煙が立ち上った。

米空軍のジェイムズ・ヘイズ大佐は、「本日、エドワーズ空軍基地で恐ろしい悲劇が起き、我々は8人の偉大なアメリカ人を失った」と述べた。死亡したのは「軍人、政府職員、政府の請負業者から成る混成クルー」だと説明した。

同基地は先に、初期の調査結果として、「生存が不可能な」墜落だったとの見方を示していた。

ヘイズ大佐は15日午後の会見で、遺族への連絡を進めており、その24時間後に氏名を公表すると述べた。

墜落現場は、エドワーズ空軍基地の滑走路内に「完全に収まっている」と、ヘイズ大佐は述べた。同基地は一時的に運用が停止されている。

ヘイズ大佐によると、墜落したB-52爆撃機は、同基地でのレーダーの近代化プログラムを支援していた。当該機は離陸直後に墜落・炎上した。

初期映像を確認した結果、今回の事故は「回復不能な墜落で、生存が不可能な」ものだったと考えられると、大佐は述べた。

墜落の原因はまだ特定されておらず、今後の一連の調査を経て判断が下される見通し。調査は最大30日かかる見込みで、さらなる分析には6カ月以上を要する可能性があるという。

ボーイングは個別に声明を出し、事故機の搭乗者の中に同社従業員2人が含まれていることを認めた。現在、2人の家族と連絡を取っているという。BBCはボーイングにコメントを求めたが、同社は声明以上の説明を控えた。

カリフォルニア州のギャヴィン・ニューサム知事は、墜落事故について、「痛ましい出来事」だとソーシャルメディアに投稿。犠牲者の家族とエドワーズ空軍基地の関係者に哀悼の意を表した。

上空からの映像には、墜落現場一帯が焼け焦げ、煙が立ち上る様子が映っていた。

エドワーズ空軍基地は初期報告として、「飛行場が閉鎖され、到着予定の航空機はすべて迂回(うかい)している」と発表。非商用目的の訪問者向け通行許可証を、「緊急対応に専念するため、追って通知があるまで」停止していると説明した。

ボーイング製のB-52ストラトフォートレスは、1950年代から米軍で運用されている。「ビッグ・アグリー・ファット・フェロー」(Big Ugly Fat Fellow、大きくて醜くて太ったやつの意味)の頭文字を取った「ザ・バフ」(The Buff)という愛称で知られる。

B-52は、アメリカとイスラエルの対イラン戦争における爆撃任務にも運用されている長距離戦略爆撃機。

最大高度5万フィートまで飛行可能で、通常約3万5000フィートを飛行する民間旅客機よりも高高度を飛行できる。約3万2000キログラムの搭載能力があり、従来型の爆弾数百発や核巡航ミサイル32発を搭載できる。

空中給油が可能なため、攻撃範囲は理論上は無制限に近い。この能力は、当事者双方の破壊に確実につながるという、20世紀半ばの「相互確証破壊」(MAD)の時代、旧ソヴィエト連邦との冷戦の最中に、アメリカに「核の傘」をもたらすことになった。

B-52には通常、機長、操縦士、レーダー航法士、航法士、電子戦担当官の計5人のクルーが搭乗する。

エドワーズ空軍基地は、ロサンゼルスの北約160キロのモハヴェ砂漠に位置する。

同基地の一部が含まれる選挙区のヴィンス・フォン下院議員は、「本当に胸が張り裂ける思いだ。8人の乗員に神のご加護がありますように」とソーシャルメディアに投稿した。

同じく同基地の一部が選挙区に含まれるジェイ・オバーノルテ下院議員は、妻とともに「本日、エドワーズ空軍基地で発生したB-52墜落事故に巻き込まれたすべての人、特に乗員とその家族、現場の救助隊員のために祈りをささげている」とフェイスブックに投稿した。

ミシガン州選出のリサ・マクレイン下院議員も、「本日午後にエドワーズ空軍基地で発生したB-52墜落事故に巻き込まれたすべての人のために祈っている」と投稿した。

また、緊急対応チームに感謝したうえで、「我が国の軍人たちは日々、この国の防衛という重責を担っている。我々は彼らとともにある」と付け加えた。