韓国スタバ、販促批判受け全スタッフに歴史研修 24日は半日営業に

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韓国のスターバックスは、来週にも全店舗を半日閉鎖する方針を明らかにした。先月行った販促キャンペーンが、多数の死者を出した民主化デモ弾圧事件を想起させたとして広く批判されたことを受け、全スタッフが歴史研修に出席できるようにするため。
スターバックス・コリアは24日、スタッフ研修に対応するため全店舗が午後3時に閉店し、営業を3時間停止する。研修後は翌日まで営業を再開しないという。
また、22日にも全従業員が「歴史認識と社会的感受性に関する研修を、映像視聴で受ける」という。
スターバックスは、「光州事件」の記念日にあたる5月18日、コーヒータンブラーの販促キャンペーン「タンク・デー」を開始した。しかし、英語の「タンク」には、「容器」だけでなく「戦車」との意味もあることから、多くの人がこれを、1980年5月18日に民主化を求める抗議運動を鎮圧するため、当時の軍事政権が投入した装甲車などへの言及だと受け止めた。
韓国でスターバックスを経営する新世界グループは、問題が表面化した18日のうちに同チェーンのトップを解任した。また、新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長も、この研修を受けると明らかにした。
「タンク・デー」のプロモーションは、スターバックスのタンブラー「タンク・シリーズ」を対象としたもので、「大量のコーヒーを入れられる容量」を特徴として打ち出していた。スターバックスは当初、「タンク・シリーズ」は5月15日から26日まで実施されるキャンペーンで販促する、複数のシリーズのうちの一つだと説明していた。
同社は、「この件でお客様にご不便とご心配をおかけしたことを、心よりおわびする」と表明した。
このキャンペーンをめぐっては、韓国の李在明(イ・ジョンミン)大統領も「非人道的な振る舞いに憤慨している」と非難した。
また、スターバックスの店舗前で抗議活動が行われたほか、ボイコットの呼びかけを受けて、同チェーンの売り上げが大幅に減少したと報じられている。
スターバックスのキャンペーンをめぐっては、1987年の事件にも関連したものだという指摘も出ている。
タンブラーの販促資料では、韓国語で「テーブルにタク!」という表現が使われていた。「タク」は、物がテーブルに叩きつけられる音に似た言葉だが、1987年1月に警察の拘束下で死亡した学生活動家に関する、警察の説明でも使われた表現で、当時しきりに批判された。
新世界グループによると、マーケティング担当者はキャンペーンのアイディアを得るために人工知能(AI)ツールを使用したうえで、このキャッチコピーを選んだのだという。

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光州事件では、デモに参加した少なくとも165人の民間人が、全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事政権が投入した部隊に殺害されたと推定されている。しかし、実際の犠牲者ははるかに多いと広く考えられている。
また、事件の調査が進むと、この部隊がレイプや性的暴行を行っていたことも確認された。
光州事件は韓国を民主主義への道へと導く出来事となり、同国はその後7年間の民主化運動を経て、1987年6月に民主化した。
韓国最後の独裁者となった全氏の統治は1988年に終わった。1996年に内乱罪と汚職で有罪となったが、その後、大統領恩赦を受けて釈放された。2021年に90歳で死去した。
韓国政府は2018年、光州で軍が女性たちに行ったレイプについて謝罪した。
また、全氏の孫のチョン・ウウォン氏も、犠牲者の遺族に謝罪している。ウウォン氏は祖父を「罪人で虐殺者」と呼び、「もっと早く謝罪しなかったことを心から申し訳なく思う」と述べた。






