潜水艇の残骸引き揚げ、遺体の一部も発見か 米沿岸警備隊が発表

A US Coast Guard ship brought pieces of the sub ashore

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画像説明, 米沿岸警備隊が潜水艇の残骸を陸地まで運んだ
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大西洋で沈没した豪華客船「タイタニック」の残骸を見学するツアー中に、水圧で押しつぶされたとみられる潜水艇「タイタン」の残骸が28日、カナダ東部ニューファンドランド島セントジョンズの港に引き揚げられた。米沿岸警備隊は、残骸から遺体の一部とみられるものが見つかったとしている。

沿岸警備隊は声明で、アメリカの医療専門家が遺体とみられるものの正式な分析を行うと説明した。

現在は事故原因について初期調査が行われている。沿岸警備隊の海洋調査委員会(MBI)は、さらなる分析と検査を行うため、潜水艇に関連する証拠をアメリカへ輸送する予定。

MBI委員長のジェイソン・ノイバウアー大佐は声明で、「タイタンの壊滅的な損失を招いた要因を理解し、同様の悲劇が二度と起こらないようにするには、まだかなりの作業を行う必要がある」と述べた。

「陸から相当離れた沖合の、かなりの深さにある、この重要な証拠を回収・保存するための、国際的および省庁間の連携した支援に感謝している」

タイタンは18日に行方がわからなくなった。乗船していた5人は全員、潜水艇内部の破滅的な破壊によって死亡したとみられる。内部破壊の原因は不明。

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当局は当初、遺体収容については懐疑的だった。

沿岸警備隊のジョン・モーガー少将は、潜水艇が行方不明になったことが確認されて間もなく、「海底の環境は信じられないほど過酷だ」と語っていた。

ノイバウアー大佐は当時、調査官が遺体を発見した場合は「あらゆる予防措置」をとると説明。調査には正式な公聴会が含まれ、目撃者からの聞き取りを行うとしていた。

沿岸警備隊によると、タイタニックの船首近くの海底で、潜水艇の残骸が5個見つかっている。

BBCのジョナサン・エイモス科学担当編集委員は、28日に引き揚げられた残骸には少なくともチタン製のエンドキャップ1個、窓ガラスのない潜水艦の舷窓、チタン製のリングなどが含まれると報告している。

潜水艇の回収ミッションは、米海洋サービス会社ペラジック・リサーチ・サービスの遠隔操作車を搭載した、カナダの船ホライズン・アークティックが主導した。ペラジック・リサーチ・サービスは28日の声明で、チームは沖合での作業を終えて拠点に戻っているとした。

潜水艇の安全性

タイタニックの見学ツアーを運営する「オーシャンゲート」は、その安全対策をめぐり批判を受けている。同社の元従業員たちは、安全規制の対象外だったタイタンについて懸念を示していた

BBCが確認した複数の電子メールには、オーシャンゲートのストックトン・ラッシュ最高経営責任者(CEO)が、ある専門家が指摘した安全性への懸念を否定し、「安全性の議論を使ってイノベーションを止めようとする業界関係者にはうんざりしている」と述べる内容が残っていた。

同社の元従業員は報告書の中で、船体の検査方法を含め、「重大な安全上の懸念をもたらす数多くの問題点」があると指摘していた。

オーシャンゲートは先週、「従業員にとって非常に悲しい時だ。皆この喪失に疲れ果て、深く悲しんでいる」とする声明を出した。