【2026年サッカー男子W杯】 イラン、試合2日前からの米入国が認められる 第2戦後には平和願う手書きメモ残す

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サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会に出場しているイラン代表チームについて、アメリカの国土安全保障省は23日、グループステージ(1次リーグ)最終戦の準備のための米滞在期間を1日長くすると発表した。一方、イラン代表は21日の米ロサンゼルスでの試合後、平和などを願う手書きのメッセージをロッカールームに残した。
米国土安全保障省は声明で、「6月26日にシアトルであるイラン代表チームの3試合目のために、同チームは試合2日前からアメリカへの入国が許可された。イラン代表チームは依然、試合終了の当日に出国することが義務付けられている」とした。
また、「全体的なセキュリティー対策や手順は変わらない。選手、スタッフ、ファンたちに可能な限り安全な大会を提供することに引き続き尽力する」とした。
これにより、イラン代表は1次リーグ最後の試合となる対エジプト戦の2日前に、シアトルに移動することが認められた。これまでの2試合では、米滞在は試合前日から認められていたが、それに1日分の時間が追加で与えられることになる。
試合終了後、速やかにメキシコ・ティフアナのキャンプ地に戻らなくてはならないのは変わらない。
変更の発表前には、イランサッカー連盟が、アメリカでイラン代表が不公平な扱いを受けているとして、国際サッカー連盟(FIFA)に正式抗議する意向を表明していた。
イラン代表のアミール・ガレノエイ監督も、自分たちは今大会で「最も不当な扱いを受けている」チームだと主張。他チームが通常の環境で準備を進めている一方で、イラン代表は準備時間を「奪われ」、必要なトレーニング時間の「半分以下」しか確保できていないと述べていた。
同監督はまた、「最適な技術的・身体的な準備のため」、試合の2日前に開催都市に到着し、試合翌日にキャンプ地に戻ることが許可されるべきだと繰り返し主張してきた。
イランの2試合目を前にした記者会見では、同監督はイラン代表チームが「ピッチ外での多くの困難」に直面してきたと指摘。「こうした行動はW杯にふさわしくない」と述べた。また、今回の制限はサッカーの価値観に反するものだとし、「私たちはサッカーのためにここにいる、政治のためではなない」と付け加えた。
今大会のイランの最初の2試合は、メキシコのキャンプ地からの移動が比較的短時間で済む米ロサンゼルスで行われた。しかし、1次リーグ最終戦の開催地はそれより北のシアトルで、キャンプ地からの移動には約3時間かかる。そのため、米ホワイトハウスは調整を検討していた。
「平和、尊敬、友情を願う」
イラン代表チームは、ロサンゼルス・スタジアムで21日にあった1次リーグ2戦目のベルギーとの試合の後、ロッカールームに、「すべての国に平和、尊敬、友情が広がることを願う」という手書きのメッセージを残した。イランサッカー連盟(FFIRI)が、このメッセージの画像を公開した。

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メッセージには、「数千年前からの古代ペルシャから現在の文明国イランに至るまで、イランの精神は生き続け、揺るぎない」と英語で書いてある。
「私たちは誇りを胸にロサンゼルスへやって来て、名誉をもって戦い、尊厳とともに去る」
メッセージは、「ロサンゼルス、あなたたちの温かいもてなしに感謝する」、「それから、この180分間、イランのために心と声、魂をささげてくれたすべてのイラン人に感謝する」と続き、「すべての国に平和、尊敬、友情が広がることを願う」と締めくくられている。
メッセージには、米・イスラエルとの戦争の初日にあった、イラン南部ミナブの女子校への攻撃に言及したとみられる「#168」、「#minab(ミナブ)」という書き込みもある。この攻撃では少なくとも168人が殺害された。
イランはこの日、ベルギーとの試合は0-0で引き分けた。初戦のニュージーランドとの試合も2-2の引き分けで、現在勝ち点2でグループGの2位につけている。









