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ウクライナに衛生兵として渡ったイギリス人が死亡 遺族が発表
ウクライナでの戦争に衛生兵として志願し、同国の部隊と行動を共にしていたイギリス人男性が亡くなったと、この男性の遺族が発表した。遺族は遺体引き取りのための資金を集めている。
ノーフォーク州セットフォード出身のクレイグ・マッキントッシュさん(48)は8月24日、「任務中」に亡くなったと、姉妹のローナ・マッキントッシュさんが発表した。
ローナさんは、募金サイト「GoFundMe」で、クレイグさんの遺体をイギリスに運ぶための資金を集めており、これまでに1万ポンド(約160万円)を調達した。
イギリス外務省は、マッキントッシュさん家族を支援していると発表している。
募金サイトの中でローナさんは、「この戦争の英雄を家に連れ帰るのを助けてください」と訴えた。
「私たちの兄弟は戦争で引き裂かれた国で人命救助をしたいと、勇敢にも衛生兵として(ウクライナに)行くことを志願しました」
「この無私の人は今、ウクライナの霊安室に閉じ込められています。彼を家に連れ帰るための支援がない状況です」
ローナさんによると、クレイグさんの遺体をイギリスへ運ぶには約4000ポンドかかるという。
「彼は人助けに自分の命をささげました。それに見合う葬儀のために家に戻って来るべきです」
「家族や友人に囲まれた、真の英雄のための葬儀です。お願いです。私たちの英雄が家に帰る手助けをしてください」
クレイグさんのパートナーのナターシャ・ラヴィットさん(40)は、クレイグさんに2度目のウクライナ渡航を思いとどまらせようとしたと話した。
「でも結局、そういう血が彼には流れていました。人助けをしないわけにはいかず、意味のあることをしたいと思っていたんです」
庭師だったクレイグさんは、若いころにイギリスの予備役組織「国防義勇軍」で、軍医としての訓練を受けていたという。
クレイグさんとラヴィットさんは毎日連絡を取り合っていた。最後の電話となった8月23日には、クレイグさんは「これから数日忙しくなるけど心配しないでほしい」と話していたという。クレイグさんはその翌日に殺された。
クレイグさんは10月3日にイギリスに帰ると話していたが、「そうはならなかった」とラヴィットさんは語った。
「彼は本当の英雄だけど、私にとっては、ウクライナに行く前からヒーローでした」
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友人のジョージ・ダイソンさんによると、クレイグさんはウクライナ軍傘下の民兵組織に参加していた。
クレイグさんにとっては2度目のウクライナ渡航で、ハルキウ近郊で撃たれたという。
ダイソンさんがクレイグさんと最後に連絡を取ったのは8月18日。その時、クレイグさんは部隊が激しい攻撃を受けていると語っていた。
また、家に帰りたいと話していたという。
「その時彼は、『これが自分にとって最後の努めになるだろう』と言っていました」
「帰りの飛行機まで46日あるけれど、『それでおしまいにする。ガーデニングに戻る』と」
ダイソンさんはソーシャルメディアでの投稿で、クレイグさんが殺害された日、「彼の部隊は身動きが取れなくされ、次々と犠牲者が出た。クレイグは衛生兵として自分の仕事をし、仲間の兵士を助けた。そして開けた場所を走って渡ろうとした時に、不運にも撃たれた」と説明した。
「クレイグの部隊にいた人と話をしたが、彼は勇猛で名誉ある戦い方をしたと言っていた」
クレイグさんの遺体の引き取りは、遺族の地元の葬儀会社が調整している。
葬儀会社ターナー・フュネラルズのリディア・ターナー社長は、「マッキントッシュ家とクレイグさんのことを長年知っている」と話した。
ターナーさんによると、クレイグさんは若いころにイギリス軍に入りたがっていたが、健康上の理由からかなわず、代わりに国防義勇軍に入ったという。
「ウクライナに行って人助けをするのが彼の情熱でした。1度目に帰ってきた後、またウクライナに行くと分かっていました」
ターナーさんによると、イギリス領事官やウクライナ警察と緊密に協力しながら、社員2人がウクライナまで約2600キロメートルの道のりを運転し、遺体を引き取りに行くという。
クレイグさんの遺体は現在、ハルキウ南部のロゾワに安置されている。現地では激しい戦闘が続いているため、ターナーさんらはより安全な場所へ移送してほしいとしている。
イギリス外務省の報道官は、「ウクライナで死亡したイギリス人男性の家族を支援し、地元当局とも連絡を取っている」と述べた。