太平洋のマーシャル諸島でコロナ急拡大 初の市中感染

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太平洋の島国マーシャル諸島で、新型コロナウイルスの感染が急拡大している。同国は先に、最初の市中感染を報告したばかり。
首都マジュロでは12日以降、感染報告数が2倍近くに増えている。同市に住む10人に1人がCOVID-19にかかったことになる。
14日にはジャック・ニーデンサル保健相が、国内の検査の陽性率が約75%に達したと発表した。
太平洋の多くの島国は、パンデミックの開始直後に厳しい制限を課したことで、新型ウイルスの流行を低く抑えることに成功してきた。
人口5万9000人のマーシャル諸島は、2020年10月に2人の感染者が見つかるまで、新型ウイルスの影響が出ていない最後の国のひとつだった。この2人はアメリカからの渡航者で、隔離された。
今月上旬に市中感染を確認
市中感染がマーシャル諸島で初めて確認されたのは今月8日。政府は「公衆衛生災害」を宣言し、学校を閉鎖したほか、さまざまな公衆衛生対策を実施した。
ニーデンサル保健相はフェイスブックで、感染の急拡大を受け、同国が「予防から緩和」に戦略を移行したと明らかにした。
「入国時に隔離を行う日々はもう終わった」と同保健相は述べた。
ロックダウンは実施されていないが、ラジオ・ニュージーランド(RNZ)は多くの人が自宅待機を選んでおり、教会の礼拝が中止されたほか、レストランも閑散としているようだと報じた。
入院は9人のみ
2020年10月以降、マーシャル諸島では3036件の感染が報告され、2人が死亡している。
一方で、15日のニーデンサル氏のフェイスブック投稿時点では、入院している患者はわずか9人だった。同国のワクチン接種完了率は70%。
自身も検査で陽性だったというニーデンサル氏は、重症者は病院に救急医療が必要だと連絡してほしいと呼びかけた。また、軽症のCOVID-19患者向けに設置されている診療所は避けるよう指示した。
その上で、アメリカなどから支援が届く予定で、今週中には「現地支援隊」も来ると話した。






