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英鉄道会社、「ハトのふん」で滑った客に350万円? 駅での負傷に補償金
トーマス・マッキントッシュ、BBCニュース、ロンドン
イギリスの鉄道運行会社「ネットワーク・レイル」 が、国内の複数の駅で滑ったり、つまづいたり、転倒したりした人に対し、2018会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)までの5年間で、総額95万1360ポンド(約1億2300万円)の補償金を支払っていたことが、BBCが入手したデータで明らかになった。
事例の半数以上は、ロンドンのユーストン駅、パディントン駅、ヴィクトリア駅、リヴァプール・ストリート駅で発生したもの。
パディントン駅でハトのふんで「滑ったとみられる」通勤客には、2万7602ポンド(約360万円)が支払われていた。
最高額は、チャリング・クロス駅で「何らかの液体で滑った」利用客に支払われた、3万9631ポンド(約510万円)。
次に高額だったのは、パディントン駅で足を滑らせた利用客への3万6392ポンド(約470万円)、ユーストン駅で滑った利用客への3万5721ポンド(約460万円)と続く。
中には、「指を切ったとみられる」利用客への、2万8000ポンド(約360万円)も含まれていた。
会社側は、こうした「災難に遭う」通勤客の割合は、「ごくわずか」だとしている。
「責任を深刻に」受け止め
ネットワーク・レイルは利用客からの苦情を受け、負傷そのものだけでなく、広範囲への影響を考慮して、補償金の支払いに応じているという。
ネットワーク・レイルのフィリップ・スロワー氏は、会社は自分たちの「責任を深刻に」受け止めていると述べた。
「毎日、何千万人もが我々の駅を利用する中で、こうした災難に遭う割合はごくわずかだ。誰かが損害を受けたり負傷したことについて、我々に責任がある場合は、適切に補償するし、再発防止に向けた新しい対応法を導入する」
1駅で44件分を補償
ネットワーク・レイルは、ロンドンの11駅や、マンチェスターやリヴァプール、バーミンガム、レディング、ギルフォード、ブリストル・テンプル・ミーズ、スコットランドのエディンバラやグラスゴーなど、合わせて20の駅を管轄している。
補償請求案件が最も多かったのはロンドンのヴィクトリア駅で、44件に補償金が支払われていた。
ウォータールー駅では32件、リーズ駅では32件、ユーストン駅では27件、リヴァプール・ストリート駅では24件だった。
過去5年の会計年度で、事故による補償金の支払いがなかった駅は、ギルフォード駅とグラスゴー中央駅だけだった。
補償金の最低支払額は10ポンド。ヴィクトリア駅の凍った床で足を滑らせた結果、「負傷し、スーツが破れた」利用客に支払われたという。