ウクライナ南部の港に空爆、8人死亡と当局 ロシアが穀物輸出の妨害狙ったか

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ウクライナ南部オデーサ州の港で9日夜、民間のコンテナ船にロシアのミサイルが直撃し、8人が死亡した。地元当局が発表した。
オデーサ州のオレフ・キペル知事は、「民間船が攻撃されたのは過去4日間で3回目だ」とし、「油断ならない敵」による「新たな犯罪」だと述べた。また、ロシアは港湾インフラを狙って攻撃したとの見方を示した。
知事によると、ミサイルが当たったのはパナマ船籍の船だった。2日前にはパラオ船籍の船が攻撃され、乗組員1人が死亡した。また6日には、6000トンのトウモロコシを積んでいたとされる別の船も攻撃を受けたという。
ウクライナ政府は、ロシアが黒海に面する港を攻撃するのは、穀物輸出を台無しにするのが目的だとみている。ウクライナ産の穀物が国際的な食料安全保障にとって欠かせないものとなるなか、穀物収穫後の重要な時期を狙って、ロシアが攻撃に出ているとしている。

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ロシアは今回の攻撃について公式にコメントしていない。クレムリン(ロシア大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は、記者団からこの攻撃について問われず、自分から情報を提供することもなかった。
ウクライナ側の統計では、2022年の開戦以来、ロシアの攻撃によって民間船20隻以上が被害を受けている。
穀物サイロなどの港湾インフラにも大きな損害が出ている。先週、ドナウ川近くのイズマイル港がドローン(無人機)に攻撃され、ルーマニアの国境検問所と穀物施設が損壊した。
ウクライナ産の穀物を黒海経由で輸出する国際協定は昨年7月、ロシアが延長しなかったため失効した。これを受けてウクライナは、穀物輸出の安全を確保するため、海上回廊を設定している。同国農務省によると、今月はこれまでに約96万2000トンの穀物を輸出している。これは昨年同時期の2倍の量だという。

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9日夜から10日朝にかけては、ウクライナ南部ザポリッジャ州の州都ザポリッジャでもロシアによる攻撃があった。
当局によると、民家29軒が破壊され、数人が負傷した。地元当局が発表した写真には、泥の中に巨大なクレーターができ、れんがや木材が散乱している様子が写っている。
滑空爆弾による攻撃の警報が出されたのは10日午前6時で、ガウン姿やスリッパをはいた住民らが廃墟を見つめていた。

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一方、ウクライナはロシア南部マイコープの軍飛行場にドローン攻撃を実施した。現地当局は近くの村の住民40人を避難させた。
ゼレンスキー氏は欧州巡る
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は欧州各国を訪れている。
10日はイギリスの首相官邸で、キア・スターマー首相と北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長と会談した。ルッテ氏は今週、ウクライナが全面侵攻を受けて以降、最も厳しい冬に直面する恐れがあると警告していた。
ゼレンスキー氏は12日にはドイツ・ベルリンで、アメリカのジョー・バイデン大統領と会談する予定だった。しかし、バイデン氏がハリケーン「ミルトン」の影響で、訪独をキャンセル。西側諸国からの継続的な支援について心配を募らせているゼレンスキー氏にとっては打撃となった。

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ゼレンスキー氏は10日、フランス・パリも訪れ、エマニュエル・マクロン大統領と会談。さらに、イタリア・ローマに移動し、ジョルジャ・メローニ首相と会談した。
メローニ氏は、ウクライナ復興支援のための次の「復興会議」を、来年7月にローマで開催すると発表した。
ゼレンスキー氏は11日、ヴァチカンでローマ教皇フランシスコに会い、ドイツ・ベルリンに移動してオラフ・ショルツ首相と会談の予定。











