モスクワ警察、ゲイ・クラブを家宅捜索か LGBT活動の「過激派」認定翌日

ロシアの警官とLGBTへの連帯を示す虹色の旗(資料写真)

画像提供, Reuters

画像説明, ロシアのLGBTコミュニティーは長年、当局の圧力にさらされてきた。写真はロシアの警官とLGBTへの連帯を示す虹色の旗(資料写真)
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ロシア・モスクワの警察が1日、複数のゲイ・クラブを家宅捜索したと、地元メディアが報じた。ロシアでは前日に、最高裁判所が「国際的なLGBT(性的マイノリティー)市民運動」と呼ばれるものを過激派組織と断定し、全国での活動を禁止する判断を下した

1日夜の家宅捜索で、クラブ客が短時間拘束され、パスポートの写真を撮られていたと、テレグラム・チャンネル「オストロジノ・ノヴォスティ」は伝えた。

客の1人は、長期の懲役刑に処されるのではないかと恐れていると、同チャンネルに語った。

警察は麻薬捜査を行っていたと、同チャンネルは伝えている。モスクワ当局はこれまでのところコメントしていない。

目撃者の1人は、「パーティーの最中に音楽が止まり、(警察が)ラウンジに入ってきた」と、「オストロジノ・ノヴォスティ」に語った。モスクワ中心部でのこの集まりには複数の外国人も参加していたと、この目撃者は付け加えた。

別のテレグラム・チャンネル「ソタ」は、1日夕にモスクワ市内の3軒のクラブが家宅捜索を受けたと伝えた。

ソーシャルメディア上には、1軒のクラブの外に警察車両と警官が集まっているとする複数の画像や動画が投稿されている。

LGBT運動は「過激派」

このような組織は法人として存在しないにもかかわらず、判決は司法省からの申し立てによって下された。

3年前に改正された憲法では、婚姻が男女間のものを意味することが明確になった。同性婚は認められていない。

近年、ロシアのLGBTコミュニティーに対する当局の圧力が強まっていると、モスクワで取材するBBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長は指摘する。2013年には、未成年者に対する「非伝統的な性的関係に関する流布」を禁止する法律が承認されている。

昨年には、同性愛に関する宣伝禁止法を強化する法律も強化された。規制の対象がロシアのすべての年齢層に拡大され、書籍や映画、広告、テレビ番組からLGBTへの言及が削除されている。

ロシアのテレビチャンネルは先月、韓国の音楽グループのミュージックビデオに出てくる虹の色を変えて放送した。虹色はLGBTの象徴として世界各国で使用されており、「ゲイ・プロパガンダ」法違反と判断されるのを避けたとみられる。

動画説明, ロシア最高裁、LGBT活動を「過激派」認定 コミュニティーの不安募る