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誕生会の招待客が警察車両に小便 ベルギーの司法相が謝罪
ベルギーのフィンセント・ファン=クイッケンボルネ司法相は7日、自身の誕生日パーティーの出席者が警察車両に小便をかけたとして問題になったことを受け、議会で謝罪した。このスキャンダルは、地元メディアで「ピピ(おしっこ)ゲート」と呼ばれている。
問題の出来事は8月14日、コルトレイクにあるファン=クイッケンボルネ氏の自宅で行われた50歳の誕生日パーティーで起きた。
夜遅くにパーティーを後にした出席者3人が、停車中の警察車両に小便をかけた。その様子は警察の監視カメラに映っていた。
この車両は、ファン=クイッケンボルネ氏の警備のために呼ばれていたとみられている。
一部のメディアは別の映像を元に、ファン=クイッケンボルネ氏自身が姿を現し、携帯電話を見ながら、この出席者らの行動を笑ってまねしていたと報じている。
まねではなく「エアギター」
ファン=クイッケンボルネ氏は議会で、自身はこうしたことがあったとは知らなかったが、スキャンダルになったことを謝罪すると述べた。
また、この問題の深刻さにも言及し、「私の家に招いた人たちが、警察車両に小便をかけたことを恥じている。特に、バンがそこにあった理由を考えれば、うんざりする事態だ」と話した。
ベルギーでは「クイッキー」のあだ名で知られるファン=クイッケンボルネ氏は昨年、誘拐未遂にあっており、家族と共に警察の保護対象となっている。
一方で、パーティー出席者らの行動をまねたとされる報道について否定。自宅に設置している監視カメラの映像を公開し、問題の出席者らが帰宅した数時間後に、別の友人を見送っているところだと主張した。
また、この時に携帯電話を取り出したのは、問題行動の映像や画像を見ていたわけではなく、友人と写真を撮っていたのだと説明した。ファン=クイッケンボルネ氏は後に、汚名返上のためとして、この時の写真をテレビで公開している。
小便をした出席者らをまねたのかという点については、自分は「エアギター」をしていたのだと話した。
現地紙は、ファン=クイッケンボルネ氏が7日に開かれた議会司法委員会で、「認めたくはないが、エアギターは得意だ。メタルが好きなので」と発言したと伝えている。
コルトレイクの検察当局は、この件について捜査を開始している。ファン=クイッケンボルネ氏は議会の委員会で、自分は捜査に協力しており、問題行動をした出席者らに名乗り出るよう呼びかけていると話した。
野党側は、ファン=クイッケンボルネ氏の振る舞いを非難するとともに、議会での説明に疑問があるとしている。
この誕生日パーティーに出席していたアレクサンダー・ドゥ=クロー首相は、何も見ていないと話している。