You’re viewing a text-only version of this website that uses less data. View the main version of the website including all images and videos.
米議会襲撃事件の被告、ベラルーシで亡命認められる
昨年のアメリカ連邦議会襲撃に参加したとされて起訴されたカリフォルニア州出身の男性が、ベラルーシで亡命を認められた。
エヴァン・ニューマン被告(48)は襲撃事件に関連して起訴された後、アメリカを出国。まずウクライナに定住し、その後ベラルーシに移動。アメリカで「政治的迫害」に直面していると主張して、亡命を申請していた。
ベラルーシ当局者は、同被告がウクライナで当局に「尾行」されていたとし、ベラルーシでの「無期限」の滞在が許可されたと述べた。
ニューマン被告はベラルーシ国営通信ベルタの取材に対し、「複雑な気持ちだ」と語った。
「ベラルーシが自分の面倒をみてくれるのはうれしい。私が祖国で問題を抱えているという状況には動揺している」
<関連記事>
ニューマン被告は昨年7月、暴力的な侵入や警察官への暴行など、6つの罪状で起訴された。2021年1月6日の議会襲撃の際に警察官2人を殴ったほか、金属製の防護柵を「打撃棒」にして警察官に対して使用した罪に問われている。
しかしニューマン被告は、起訴前に家を売り払い、ヨーロッパを横断してウクライナに渡っていたと主張。
その後、ウクライナ当局の監視を懸念し、8月に徒歩で国境を越えてベラルーシに入ったと述べている。ベラルーシはアメリカと犯罪人引き渡し条約を結んでいない。
同被告は昨年11月、ベラルーシ国営テレビのインタビューに応じ、起訴内容を否認していた。
「私は犯罪を犯したとは思っていない。罪状の中には、非常に腹立たしいものがあった。私が警察官を殴ったとされているが、根拠がない」
「政治的迫害」を理由に
ニューマン被告は、連邦捜査局(FBI)が家族を尋問したり、最重要指名手配リストに自分の写真を使用するなど、アメリカで「政治的迫害」に直面していると主張。ベラルーシによる「政府の保護」を求めていると述べた。
ベルタが22日に公開した動画では、移民局の職員が同被告に難民であることを証明する文書を手渡している。
動画の中で職員は、「これであなたは完全にベラルーシ共和国の保護下にあります」と述べている。
昨年1月6日の議会襲撃は、ドナルド・トランプ米前大統領(当時)の支持者が2020年の選挙結果に抗議するために行った。ニューマン被告は、この事件に関連して起訴された650人以上の被告のうちの1人。
権威主義的なアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が率いるベラルーシは、人権侵害の疑いとロシアのウクライナ侵攻への支援で、アメリカから複数の制裁を受けている。
ニューマン被告はベラルーシ国営テレビに対し、ベラルーシの都市ブレストに滞在する予定だと語った。
「私はもう、ここで生活を始めた」