イタリアで大規模マフィア裁判、70人に有罪判決 今後2年で355人が法廷に

Famed anti-Mafia prosecutor Nicola Gratteri

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画像説明, 主任検察官のニコラ・グラテリ氏は30年間、マフィアと闘ってきた
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イタリアで、ここ数十年間で最大とされるマフィアの裁判が進行している。6日には最初の判決公判があり、有力マフィア「ヌドランゲタ」のメンバー70人に有罪判決が言い渡された。

「ヌドランゲタ」はイタリアで最も資金と影響力があるとされる暴力団。約150の「ファミリー」で構成されている。

今回の裁判は、そのうちの1つ「マンクーソ・ファミリー」だけを対象にしている。被告らは麻薬関連の各種の罪のほか、殺人、殺人未遂、恐喝、高利貸し、公的機密漏えい、職権乱用などの罪に問われている。

今後2年間で、メンバーとされる人物や汚職の疑いがある役人ら355人が裁判にかけられる。

弁護士数百人、証人1000人近くが裁判に関わっている。

最長20年の禁錮刑

6日の公判は、カラブリア州ラメーツィア・テルメ市に特別に移設された法廷で、非公開で開かれた。

被告らは、有罪となった場合に刑が3分の1に軽減されうる、スピード審理を選択していた。

裁判所は、被告70人を有罪とし、うち6人に検察側が求刑した最長20年の禁錮刑を言い渡した。

被告のうち21人は無罪となった。

「マンクーソ・ファミリー」のボスとされ、「おじさん」のニックネームで呼ばれるルイジ・マンクーソ被告(67)と、検察がホワイトカラーのフィクサーだとする元上院議員のジャンカルロ・ピッテリ被告(68)は今後、より長期の裁判が予定されている。

検察官は30年間警察の保護下

主任検察官のニコラ・グラテリ氏は、イタリアで最も尊敬されている反マフィア検察官の1人だ。暴力団と数十年闘ってきた経験の持ち主で、過去30年以上、警察の保護下で生活を送っている。

グラテリ氏は今年、「人々から呼吸と心拍を文字どおり奪ってきた、この窒息しそうなヌドランゲタ」を解体すると宣言していた。

6日の判決については、「とてもうまくいった」と記者団に語った。

ヌドランゲタは、1980年代のマフィア裁判でシチリア島の有力マフィア、コーサ・ノストラが大きく衰退したことで、イタリアで抜きん出た暴力組織となった。

さまざまな違法活動に関わっているが、特にコカインの売買に力を入れ、ヨーロッパにおける取引の約8割を支配しているとされる。