ツイッターのアルゴリズム、右寄り政治投稿を増幅=自社研究

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米ツイッターは21日、自らの研究で、自社のアルゴリズムが右寄りの政党や報道機関のツイートを、より増幅しがちだと分かったと明らかにした。

ツイッターは2016年から、利用者のホームタイムラインに表示されるツイートを、従来通り最新ツイートが上にくる時系列順に並べるか、それとも自社アルゴリズムが選ぶ「トップツイート」やおすすめツイートが優先的に並ぶようにするか、利用者が選べるようにしている。

ツイッターはブログ記事で、このアルゴリズムが政治的な投稿内容を利用者にどのように「おすすめ」しているか調べる中で、偏りがあることを見つけたと書いている。

一方で、なぜそのような傾向があるのかは分かっておらず、「答えるのが難しい疑問だ」と認めている。

ツイッターは以前、プラットフォームに反保守的な偏りがあると批判を受けていた。

「アルゴリズムで増幅」の恩恵

ツイッターは、カナダ、フランス、ドイツ、日本、スペイン、イギリス、アメリカの7カ国について、政党のツイートや、ユーザーが共有するニュースメディアのコンテンツについて調査した。

調査対象となったのは、2020年4月1日~8月15日のツイート。ユーザーが選択できる、アルゴリズムに則って表示されるフィードと時系列順に表示されるフィードを比較し、どのツイートが増幅されるのかを調べた。

その結果、右寄りの主要政党やメディアほど、「アルゴリズムによる増幅」の恩恵にあずかっていたという。

ツイッターのMETA(機械学習、倫理、透明性、説明責任)チームを率いるルマン・チャウダリー氏は、次はこの現象の原因を突き止めたいと話した。

「7カ国のうち6カ国で、政治的に右寄りの政治家のツイートが、左寄りの政治家のものよりもアルゴリズムによって増幅されていた。右寄りのニュースメディアも(中略)左寄りのメディアより増幅の度合いが高かった」

「こうした傾向が起こる原因を明らかにするのは非常に難しい問題だが、METAは調査する方針だ」

ツイッターの調査では、各政党がユーザーにアプローチする際の「戦略の違い」が、増幅作用の違いを起こしているかもしれないと指摘している。

一方で、一部の批評家が懸念している、アルゴリズムが「主流の政治的主張より過激派のイデオロギーを推奨している」という兆候はなかったと説明した。

ツイッターのアルゴリズムに偏りがあるという指摘は、今回が初めてではない。

同社は今年4月、アルゴリズムが「意図しない加害」を行っていないかどうか調査すると発表。

5月には、画像の自動切り取りシステムが黒人よりも白人を、男性よりも女性を優先的に表示する問題を抱えていると明らかにしていた。