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アイルランド、制限緩和にブレーキ 若者や家庭で感染増加
アイルランドは15日、新型コロナウイルスによる感染症COVID-19対策のロックダウン(都市封鎖)緩和のロードマップについて、第4フェーズには進まないと発表した。同国では感染が再び拡大しているとの懸念が出ている。
アイルランドのミホル・マーティン首相は、「このウイルスは相変わらず、残酷で容赦なく無差別的だ」と述べた。
「ここ数週間の感染者数の増加に関する懸念は非常に現実的だ。この国ではR値(実効再生産数。1人の感染者が何人に感染させるかの平均)が1を超えている」
「国際的な状況も、心配が増していることを示している」
マーティン首相は、内閣は現在の公衆衛生対策を維持し、経済活動再開に向けたロードマップの第4フェーズに移行しないことで合意したと述べた。
発表に先立ち、首相は閣僚と協議を行った。
若者や家庭での感染増加
ロックダウンが緩和されて以降、アイルランドでは特に若者の間で感染者が増加しており、懸念が高まっている。
家庭内でのクラスター(小規模な集団感染)数も増加している。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、アイルランドの新型ウイルスによる死者数は1748人、これまでに確認された感染者は2万5683人に上っている(日本時間16日午後1時時点)。
優先事項とは
アイルランド政府が示した5つの主な優先事項は次の通り。
- 全ての店舗や小売店、ショッピングセンターでフェイスカバーを着用しなければならない。客との間に仕切りあるいは2メートルのスペースがある場合を除いて、小売店スタッフもフェイスカバーの着用が義務付けられる
- パブ、バー、ホテルのバー、ナイトクラブ、カジノの閉鎖は8月10日まで続く。現在食事を提供しているパブは営業を継続できる
- 社交目的での訪問は、4世帯以下の最大10人までに制限
- 屋内集会では50人まで、屋外集会では200人までとする現行の制限を8月10日まで延長
- 全ての必要不可欠な移動を避けるよう、引き続き求めていく
レストランとして営業しているパブやホテルのバーの営業は、経済活動再開に向けたロードマップの第3フェーズですでに認められている。アルコールの提供は、「十分な」食事を注文する客へのみ認められている。
第4フェーズでは、食事を提供しないパブの営業が認められる。当初、7月20日からこの段階に移行する方針だった。
現在、最大50人までに制限されている屋内集会は、7月20日からは100人に拡大される予定だった。屋外集会についても、現行の200人から500人へと拡大されることになっていた。
第4フェーズに移行すれば、劇場や映画館、ギャラリーといった文化・芸術施設の再開が可能になるはずだった。
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