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イラン革命防衛隊の大佐、暗殺される テヘランの自宅前
イランで大きな力をもつ革命防衛隊(IRGC)の大佐が22日、首都テヘランで暗殺された。同国でこうした暗殺が起きるのはまれ。
報道などによると、サイアド・ホダイ大佐は自宅前で車の中にいたところ、バイクに乗った2人組から5発の銃弾を受けた。
現場の画像には、車の中でシートベルトを着けた状態で前かがみになっている血まみれの男性が写っている。
犯行声明は出ていない。
BBCのセバスチャン・アッシャー中東編集長は、イランの治安が乱された事件としては、2020年に第一線の核科学者が殺害されて以降で、最も大きなものだとしている。
「宿敵」の犯行と主張
ホダイ大佐は、革命防衛隊の影の対外部門で、海外における作戦にあたる精鋭部隊「コッズ部隊」の幹部だった。アメリカはこの部隊について、テロ組織を支援しており、中東全域の攻撃に関わっているとして非難している。
イラン外務省のサイード・ハティブザデ報道官は、大佐がイランの「宿敵」に暗殺されたと主張。「世界の傲慢な者たちと連携しているテロ工作員」の仕業だとし、アメリカやその同盟国を示唆した。また、「テロと戦っていると主張する」他の国々が、「残念ながら沈黙し、テロを支持している」と述べた。
イラン当局は過去に、今回のような有力者の暗殺をめぐって、背後にイスラエルがいると非難したことがある。
暗殺のニュースが流れたとき、イランの国営メディアは、革命防衛隊がイスラエルのスパイのネットワークを暴き出し、逮捕したと報じていた。イスラエルは公式コメントを出していない。
イランにおける暗殺事件
コッズ部隊の有名指導者が殺害されたのは、ここ数年でホダイ大佐が2人目。
2020年には、イランで最も力をもつ軍司令官だったカセム・ソレイマニ将軍が、イラクで米軍の空爆を受けて死亡した。同将軍はコッズ部隊トップとして、中東でのイランの軍事作戦を率いていた。この殺害を受け、アメリカとイランの緊張は大幅に高まった。
同年、テヘランで核科学者のモフセン・ファクリザデ氏が銃撃され殺害された。イランの核開発計画で重要な役割を果たすなど、重要人物だった同氏には常に数人のボディーガードが連れ添っていた。政府は核開発について、完全に平和的なものだと主張している。
イランは、イスラエルが遠隔操作の武器を使ってファクリザデ氏を殺害したと非難した。