黒人少年を「携帯盗んだ」と誤って非難、米女性を憎悪犯罪で起訴

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米ニューヨーク市のホテルで昨年、黒人の10代少年に対し、携帯電話を奪ったと誤って非難したアメリカ人女性が、憎悪犯罪(ヘイトクライム)で訴追された。

事件は昨年12月にニューヨーク市マンハッタンのアーロ・ホテルのロビーで起きた。

当時の状況を撮影した動画では、ミヤ・ポンセト被告(22)が少年(14)を追いかけ、携帯電話を盗んだと主張。少年に体当たりした。

彼女の携帯電話はその後、タクシーの社内で見つかった。

ポンセト被告は、ヘイトクライムとしての不法監禁、悪質な嫌がらせ、未成年の福祉を危機にさらした罪に問われている。

被告は無罪を主張している。

「心に傷を負った」

動画は、グラミー賞の受賞歴があるトランペット奏者のキーヨン・ハロルドさんが撮影。インターネットに投稿したことで、広く拡散された。ハロルドさんは誤って非難された少年の父親だった。

動画を投稿した当時、ハロルドさんはこの出来事で、息子のキーヨン・ハロルド・ジュニアさんが「心に傷を負った」としていた。

ハロルドさんの家族と弁護士らは、先月30日に開かれた記者会見で、被告が訴追されたことを歓迎した。

ベン・クランプ弁護士は、父親のハロルドさんが当時、現場にいなければ、「何が起きていたかわからない」と話した。

「私も有色人だ」

一方、ポンセト被告は今年1月、米放送局CBSのインタビューで、「人種で判断するようなことはしていなかった」と話していた。

「私はプエルトリコ出身だ。私は、いわば有色女性だ」

ポンセト被告の弁護士ポール・デミリア氏は、今回の訴追について、「ばかげており、訴訟制度をねじ曲げるものだ」と述べた。

ポンセト被告の次回の公判は10月20日に予定されている。