イギリス王室、多様性推進に向け改革へ=英紙報道

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ダニエラ・レルフ王室担当編集委員

イギリス王室が、王室全体の多様性に関する規定を見直している。王室メンバーの公務を管理しているバッキンガム宮殿やクラレンスハウス、ケンジントン宮殿で多様性を改善する計画だ。

関係筋は、王室にはすでに多様性についての規定や手続き、プログラムなどが存在しているが、王室が望むような進展はみられていないと強調している。

この改革は、サセックス公爵ハリー王子とメガン妃が、王室内の人種差別疑惑を主張する前に始まった。

サセックス公爵夫妻はアメリカのテレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏によるインタビューの中で、息子のアーチーちゃんが生まれてくる前に、王室関係者から肌の色について質問されたと話した。

夫妻はこの質問をした人物を明かしていないが、ウィンフリー氏は後に、エリザベス女王と夫のエディンバラ公フィリップ殿下ではないとハリー王子から聞いたとしている。

人種の話題は、このインタビューの中でも王室にとって特に難しい問題だった。

バッキンガム宮殿はサセックス公爵夫妻の発言について、内容は「懸念される」もので、王室として「深刻に受け止め、王族内で解決する」とコメントした。

王室内の多様性改革は、タブロイド紙「メイル・オン・サンデー」が最初に報じた。サセックス公爵夫妻の主張も取り入れられるという。

メイル・オン・サンデーは、この改革は「大規模な取り組み」になると説明。マイノリティー出身者や障害者、性的マイノリティー(LGBTQ)の人々などと協力して行われるという。

また、王室から独立した視点も取り入れる予定で、王室内の多様性に関する問題すべてに対処するための新しい方法を模索している。

「多様性担当主任」の任命なども考えられているが、関係筋は、さらなる改革や改善が見込まれていると話した。

関係筋は、王室メンバーはこれまで慈善活動や市民とのかかわりを通じ、多様性について深く関わってきたと強調する。一方で、今回の改善プロジェクトを王室メンバーは全面的に支援すると述べた。

王室メンバーは、多様性についての意見を聞き入れ、「物事を正したい」と話しているという。