トランプ氏、ホルムズ海峡で機雷を全て除去と投稿

黒い服で身を包みサングラスをした人が、自由の女神が倒れ、その後ろにイランの旗などを掲げた多くの人々がいる絵の前を歩いている。多くの車も見える

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画像説明, イランでは反米の大きな絵が掲げられている
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アメリカのドナルド・トランプ大統領は25日、同国の海軍がホルムズ海峡にあるすべての機雷を除去または爆破したと、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに投稿した。海運の要衝のホルムズ海峡は、中東での現在の戦争が始まって以降、イランがほぼ封鎖している。

トランプ氏は投稿で、「新たな機雷を敷設する船舶は即座に組織的に破壊されるとイランに通告した」とした。

イランはコメントを出していない。

ホルムズ海峡の封鎖は、世界の原油市場で価格の激しい変動を引き起こしている。トランプ氏は、アメリカが同海峡を支配しているとたびたび述べている。しかし実際にはイランが、同国の許可なく通航しようとしたとする船舶に発砲している。

アメリカとイスラエルによる2月28日のイラン空爆で現在の戦争が始まる前は、世界の石油と液化天然ガスの約2割がホルムズ海峡を通過していた。

イランは報復としてホルムズ海峡を封鎖。イスラエルと、湾岸地域の米軍基地、米同盟国を攻撃した。

戦争終結に向けた協議を促進するため、アメリカとイランは停戦で合意したが、ほどなくして崩壊。双方の間で断続的に攻撃の応酬がみられている。

海峡をめぐる対立

ホルムズ海峡をめぐっては、イランが完全な支配権の確立を目指している。

アメリカなど大半の国はこれに反対し、同海峡は国際水域であり、戦争前のように妨げられずに通航できるようにすべきだとしている。

イランは最近まで、アメリカとの間で交わした了解覚書(MOU)に基づき、海峡の管理メカニズムでの合意に向けた協議を、米同盟国のオマーンと進めてきた。

ただ、これまでのところ合意には至っていない。

オマーンとイランの外相が会談

オマーンのバドル・アルブサイディ外相は25日、イランの首都テヘランで同国のアッバス・アラグチ外相と会談した。終了後、アルブサイディ氏は、両国が近く、ホルムズ海峡での暫定航路の設置について発表するとの見通しを示した。

アルブサイディ氏はまた、安全な通航を回復する「実際的な取り決め」を望んでいるとする声明を発表。「この海峡の今後の管理と恒久的な解決策は、しかるべき時期に決定される」とした。

アラグチ氏も声明で、会談があったことを認め、パキスタンとオマーンの代表らと「地域的な解決策」について話し合ったとした。

また、ホルムズ海峡の将来的な管理に加え、新たな回廊(ルート)設定の枠組みや、共同での機雷除去についても協議されたと付け加えた。

外相会談の後、イランのカゼム・ガリババディ外務次官は、ペルシャ湾への進入ルートは「イラン領海を経由し、退出ルートはオマーン領海を経由する。いずれのルートでも船舶はイラン領海を通過する」と国営テレビに述べた。

また、アメリカが海運会社に推奨している、オマーン沿岸に近い海峡の南側航路について、現在の枠組みにおいて「閉鎖」されると説明。今回の会談で、「この海峡が明日から開放されるわけではない」と付け加えた。

さらに、「軍艦は一切、ホルムズ海峡の通航を認められない。商船のみが通航を許可される」と述べた。

新たなルートについては、「暫定的」なものだとし、イランとオマーンは60日以内に、新たな恒久的な航路について交渉する予定だと、ガリババディ氏は述べた。

そして、「イランの要求が認められなければ、海峡は閉鎖される」とした。