中国、新国防相に前海軍司令官の董軍氏を任命 前任者解任から2カ月

中国の国防相に任命された董軍氏

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中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は29日、海軍司令官を務めた董軍氏を新しい国防相に任命した。前任の李尚福氏は10月に解任されていた。

現在62歳の董氏は、2021年8月に海軍司令官に任命された。

それ以前は、中国人民解放軍南部戦区の副司令官を務めていた。中国人民解放軍南部戦区の活動域には、中国が領有権を主張する南シナ海も含まれる。

董氏の前任の李氏は8月以降公の場から姿を消し、10月に正式に解任された。

中国では今年に入り、軍高官らの解任が相次いでいた。7月には外相だった秦剛氏が解任された。李氏と秦氏の解任理由は明らかにされていない。両氏とも就任からわずか7カ月で職を解かれた。

ロイター通信は中国国営・新華社通信を引用し、軍高官9人が29日、全人代常務委員会の職を解かれたと報じた。

国営メディアによると、国有のミサイル防衛企業の幹部3人も、中国で最も影響力がある政治諮問機関、中国人民政治協商会議(CPPCC)から解任された。

一部のアナリストはこの動きについて、より広範に軍幹部が一掃された可能性を指摘している。

董氏が国防相に任命される約1週間前の21日には、中国とアメリカの軍幹部のハイレベル電話会談が1年以上ぶりに行われた。

中国とアメリカの関係は、2022年にナンシー・ペロシ米下院議長(当時)が台湾を訪問したことで、悪化した。台湾では自治が行われているが、中国は台湾を、分離した省であり、いずれは統一されるものとみなしている。

ここ数カ月にかけて、両国間に和解の動きがみられている。11月には中国の習近平国家主席が米カリフォルニア州を訪問し、ジョー・バイデン米大統領と1年ぶりに対面で会談。軍事対話を再開することで合意した。