ゴムボートで漂流、助かるために彼女がしたこと

Kushila Stein in her rubber dinghy after being rescued by the Hellenic Coast Guard

画像提供, Hellenic Coast Guard

画像説明, ゴムボートで2日間漂流していたスタインさん
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ギリシャ・クレタ(Crete)島北方のエーゲ海で3日、女性旅行者がゴムボートで2日間漂流した後に救助された。女性は航海経験が豊富で、手持ちのあめ玉を分けて食べ、鏡を使って発見されやすくするなど生存への工夫を凝らしていた。

報道によると、女性はニュージーランド在住のクシラ・スタインさん(45)。

当初はヨット「ライバル34」に乗り、イギリス人男性マイクさん(名字は報じられていない)がトルコ南部からギリシャの首都アテネに向かうのを手伝っていた。

オールが落下

スタインさんの母親によると、スタインさんは航海中の今月1日、「ちょっと足を伸ばそうと」思い、ヨットからゴムボートを下ろしてギリシャ領フォレガンドロス(Folegandros)島に向かった。

しかし、ヨットに戻る途中、オールの片方が外れて海に落ちてしまい、折からの強風で流されてしまったという。

Map: A map showing where Crete and Folegandros are in Greece.
Presentational white space

ビニール袋で保温

スタインさんは手元にあったいくつかのあめ玉を細かく分け、少しずつ食べることにした。また、ボートにあったビニール袋で体をくるむようにして、体温を下げないように努めた。

さらに、赤色の袋を頭にかぶり、鏡で太陽光を反射させて、少しでも自分を目立つようにした。

また、生き延びることができなかった時のため、ゴムボートの側面に、母親の名前と連絡先を記したという。

大規模な捜索の末

一方、ヨットで待っていたマイクさんは、スタインさんが戻らないため、2日朝になってギリシャ当局に通報した。

これを受け、ギリシャの沿岸警備隊は船6隻、ヘリコプター1機、海中ドローンを出動させ、スタインさんを捜索した。

その結果、3日朝、クレタ島北方101キロの海上で、漂流しているスタインさんを発見した。流されてから37時間後のことだった。

Kushila Stein in her dinghy after being rescued by the Hellenic Coast Guard

画像提供, Hellenic Coast Guard

画像説明, スタインさんはギリシャの沿岸警備隊に発見、救助された
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スタインさんは病院に運ばれ、低体温と脱水の症状の治療を受けているという。

スタインさんの母親は、「クレタ島とフォレガンドロス島の中間で」スタインさんは見つかったと説明。海上で生き残る訓練を受けていたことが「彼女の命を救ったかもしれない」と、ニュージーランドのニュースサイト、スタッフに話した。

ニュージーランド・ヘラルド紙によると、スタインさんは救助された直後に母親に電話をかけ、「お母さん、まだ、あめ玉が1つ残っているから」と言ったという。