海の中で10時間 クルーズ船から落ちた英女性を救助

地中海のクロアチア近くのアドリア海をクルーズ船で旅行していた英国人女性が船から落ち、海の中を10時間漂流した末、沿岸警備隊によって救助された。沿岸警備隊が19日、明らかにした。
新聞報道によると救助された女性は、英国人のケイ・ロングスタッフさん(46)で、救助された後、クロアチア沿岸の町、プーラにある病院で手当を受けた。
当局者によると、ロングスタッフさんは18日の深夜午前零時ごろに、沿岸から約97キロを進んでいた船から落ちた。
沿岸警備隊の救助船ツァブタット号から降りた際にメディア取材を受けたロングスタッフさんは、船尾から海に落ちたと話し、「生きているのはとても幸運」だと語った。クロアチアのテレビ局HRTに対しロングスタッフさんは、「海の中に10時間いました。素晴らしい人たちに助けてもらった」と隊員たちを称賛した。
ツァブタット号のロブロ・オレシュコビィッチ船長は、ロングスタッフさんは19日に「疲れきった状態」で見つかったとし、「人命を救えたことを極めて喜ばしく思う」と述べた。

画像提供, Norwegian Cruise Line
クロアチア海事省のダビド・ラダシュ報道官は英紙ザ・サンに対し、クルーズ船の防犯カメラが撮影していた映像によってロングスタッフさんが海に落ちた時間を特定できたと語った。「時間が分かっていたので、(当時の)船の正確な位置も分かった」。
船を運航するノルウィージャン・クルーズ・ライン社は発表文で、船が(クロアチアの)バルガロラからベニスに向かう途中で、乗客の一人が船から落ちたと認めた。
発表文は、「乗客は救助され、現在は安定した状態で、クロアチアでさらに手当てを受けるため上陸しているとお伝えできること喜ばしく思います。英国在住の、この乗客の安全が確保され、友人や家族と間もなく合流できることを非常に喜んでいます」と述べた。
英外務省は、ロングスタッフさんの救助に関する情報提供があったことを認めた。






