アフリカで人種差別的な動画制作の中国人、児童搾取などで有罪 BBCが昨年に調査報道

Lu Ke
画像説明, 卢克被告は中国文化を広めるために動画を制作したと語った
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アフリカ南東部マラウイの裁判所は20日、地元の子供たちに中国語で人種差別的な言葉を言わせ、その様子を撮影した中国人動画制作者に対し、不法取引や児童搾取など14件の罪で有罪判決を言い渡した。

マラウイ在住の卢克(ル・ケ)被告は、依頼人のリクエストに応じて、地元の子供が「おめでとう」などお祝いやあいさつの言葉を言う動画を撮影していた。しかし、子供たちが口にするのは祝辞だけでなく、一部の動画に人種差別的な内容が含まれると、BBCアフリカ・アイは昨年6月半ばに報じた。

地元で「スースー」という名で知られる卢克被告はその翌週に隣国ザンビアで逮捕され、今回マラウイで禁錮12カ月の実刑を言い渡された。すでに刑期を警察の勾留下で満了しているため、7日以内にマラウイを出国するよう命じられた。再入国は二度とできなくなる。

人種差別的な動画を売買

人種差別的な言葉を口にする子供たちの動画は、中国のソーシャルメディアやウェブサイトなどで最高70ドル(約9800円)で購入することができた。

こうした動画についてBBCが報じ、マラウイ当局が逮捕状を発行すると、卢克被告はザンビアに逃亡。ザンビアへの不法入国罪で有罪となり、マラウイに送還された。マラウイでは保釈請求が認められず、判決言い渡しまで勾留されていた。

同被告はマラウイの裁判所で、娯楽目的の児童搾取、児童の不法取引、インターネットの違法使用、有害な社会的慣行など14件の罪に問われた。

同被告は、動画は中国文化を地元コミュニティーに広めるためのものだとし、軽蔑的な動画の作成を否定。被害者への補償と、地域社会における社会的責任活動のため、すでに1600万マラウイ・クワチャ(約210万円)をマラウイ政府に支払っていると主張した。

動画説明, 「僕は黒い怪物でIQが低い」とアフリカの子どもが唱える差別動画、中国の制作業界に迫る